不審者 ページ12
「はぁぁぁぁぁぁ.....」
自分の部屋に入ったとたんに疲れたのか特大溜息が出てしまう。
あ、パジャマあった。さっさと着てしまおう。
せっかくあいつらいないし.....ちょっとパソコンで調べるか。
パソコンの電源をつけたときふとまだ部屋の電気を点けていないことをおもいだした。
そしてスイッチをつけて部屋が明るくなったとたん窓にチラリと人影が見えた。
いや、なんかいるんだけど。.....ん?
「あれ、ここって二階だったよね?まさか.....」
少し怖いが恐る恐るカーテンを開けてみると.....
「えぇ?」
なんかみたことある男子高校生が半泣きでなんか訴えてるんですけど。
警戒しながらがらりと窓を開けると光の速さで男子高校生が腕にしがみついてきた。
『助けてください、狐が、あ、いや、あの、ある人がぁ.....』
突然の事で思考が一瞬停止したがちょっと怖くなってきて
「!!ちょっと離してっ」
と言って私が本気で振り払おうとしたからかパッと腕から離れた。
『ごめんなさい気が動転してました。』
それはそうでしょうね。
「ねえ、何か付いてるの?」
気が動転宣言からずっと私のほう見つめてくるんだけど。ほんとに何?
『あの、あ、突然ですみません。ちょっと匿ってくれません?』
いや、それは突然すぎ。
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作者名:a | 作成日時:2023年12月25日 13時