見た目じゃない。【黄】

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You side.







有「あさひ、大丈夫、？」




「今は、岩本さんがいてくれてるので、」




有「なんともなくてよかった....」




辰「照、ナイスジャッジだよ。」




有「あさひを守ってくれてありがとう。」









先輩が泣きそうになりながら岩本さんに頭を下げていた。









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.




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辰「とりあえずまずは家に行こう。人数は多い方がいい。」









そうして私の家の前まで来ると深澤さんが指揮を取り始めた。









辰「俺と照でまず家に入って状況を確認する。その間、Aちゃんは有紗と一緒にいるんだよ。」




「、はい。」









そう言って部屋の中へ入っていった。









有「あさひ、大丈夫だからね。」









いつの間にか震えていた私の手をギュッと先輩が握ってくれる。









数分後に岩本さんと深澤さんが部屋から出てきた。









照「とりあえず中に人はいないみたいだから安心して。」




「、よかった、」




辰「あとは、Aちゃんが部屋の違和感に気付けるかどうか。」




「違和感、ですか、？」




辰「一番王道なのは電源タップだね。タコ足配線とかするような四角いやつ。あれが実は盗聴器だったってパターンが王道かもしれない。」









深澤さんに言われるがまま、部屋のあらゆるところを探った。









あれ、







あんなところにコンセントなんて挿してあったっけ、









気になったのは、普段は使わないコンセントに刺さったままの電源タップ。









照なんかあった?









声を発さなくてもいいように岩本さんからメッセージが届く。









Aあの電源タップ、付けた記憶がないです。









コンセントの方を指差しながらメッセージを送ると、多分黒だねとメッセージが来た。









照急ごう。
照家具は後回しにして服とか生活出来る分だけ持って俺の家に行こう。









そう言って簡易的な引っ越しが始まった。






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