―ＨＡＮＤ―１▼０２ (ページ33)

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スタッフ「この中に1つだけ、必ず天国に行ける棒があります。」

「「まじでぇ！？」」

大島「やってやろうじゃん」

鬼奴「まって、これって引かれた相手は自動的に相撲になるって事でしょ？」

黒沢「やばいよ、やってやるとかの話じゃないですって、」

村上「まあとりあえず、ジャンケンしよっか」

ジャンケンをし、くじを引く順番を決める。

順番は、鈴原→大島→黒沢→村上→鬼奴

『トップバッター、行きます…！』

一本前に出て、カメラに近づきくじを引く。後ろから Aちゃん！効果音付けてと言われお決まりのドゥルドゥルドゥルドゥル…ダンッと言いながらくじを引いた。

そして、彼女が引いたのは…

『……わっ、あ、黒沢さん…』

割り箸の先に、黒沢の写真が丸く切られ張り付いたモノだった。

『………』

戻ってきたAは、黒沢の方を向き引きずった笑顔を見せた。

黒沢「視線が痛いよぉ…」

『頑張りましょう、黒沢さん…』

黒沢「うわーん、絶対勝つぅ…！」

スタッフ「鈴原さん、これ勝ったらアルバムの宣伝できますよ」

『……絶対勝ちます』

そして大島は、鬼奴を引き見事村上は天国行きを掴んだ。

村上「私、引いてもないよ」

大島「ムーさん、運がいい」

鬼奴「それいうなら、浅子さん引いてもないのに地獄行きだからねッ」

スタッフ「じゃあ、鈴原さんと黒沢さん相撲とってください」

二人は、白い縁の中に入り両者睨み合うように回る。

黒沢「さっき、機内で仲良くなったけどよぉ！手加減なんてしねーぞ！」

『望むところです』

黒沢「そんな、ヒョロッヒョロで勝てると思うな！」

『毎日ジム行って男臭い中トレーニングしてます。私、親方の座狙ってますから』

黒沢「わ、私も狙ってるよ！」

大島「噛んだ…笑」

黒沢「かかってこい！！」

『いや！わ、ひゃ…っ！』

かかってこいと言った割に、自分からAの方へと猛突進していった黒沢。見事なその力にAは足も及ばず、つまみ上げられる縁の外へと投げ出された。

大島「勝者、…黒沢！」

黒沢「アイアム、ウィナァー！！」

スタッフ「残念ながら、宣伝は後に持ち越しです」

『……』

その後の結果は、大島vs鬼奴の対決は大島が勝利した。よって、天国組は大島黒沢村上地獄組は鈴原鬼奴浅子となった。

(…何するんですか？)

(バンジーはやるだろうね…)

((絶望に満ちた顔))

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