国王として【LockTave】 (ページ5)

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4...狼の古い記憶ページ5

がおー視点

俺は元々、ごく平凡な家庭の子供だったんだ

お父さん、お母さん、俺の三人家族
お金持ちでもなければ、貧乏でもない。
家族と居れるだけで、幸せだった。

でも、そんな幸せがずっと続く訳ではない。

これは、俺が15歳の時
ある日、E国との戦争が起こった。
両親は戦死
俺は、E国の人体実験の対象となった。

色々な薬を投与され続け、耳が無くなってしまった。

耳が聞こえなくなり、半年
耳が聞こえない事に慣れてしまった頃、体に異変が起こった。

がお「！...(何これ！？」

体から1cm位離れている所に、狼耳と尻尾が生えた。

がお「耳？尻尾？何で？」

『！？1384番への実験は中止とする！様子見として監禁しておくように！』

それを見たE国は、俺への実験を中止した。
何が起こるかわからないから

牢屋に監禁されて2年後

誰かが来た。

『ここから逃げてください！危険です！』

がお「だ....れ？」
「俺はA、L国の国王をやってる。どうしたんだ、逃げずに居て？」
がお「...帰るところ、無いから」

「ならば、国王の護衛として働くのはどうだ？」
がお「えっ？」

その人は、俺に手をさしのべてくる

他人にそんなことをよく言えるなぁと誰しもが思うかも知れないが、俺は対して思わなかった。

何故かはわからない。
けど、この人なら信用できる。そう思った。
俺は手を取る

、

、

、

、

がお
「俺は、A国王の忠犬となります。」