お兄ちゃん達を騙します

40話 ページ41

私は部屋に戻ってボーっとしていた


｢話し合いなんて···意味ないのに｣



コンコン


｢はい｣

大貴｢俺だよ〜！入ってもいい？｣

｢うん｣

大貴｢A、大丈夫か？｣

｢大丈夫｣

大貴｢そっか！なら良かった｣

｢大貴お兄ちゃんはさっきの話し合いどう思った？｣

大貴｢うーん、意味あるか？って思ったし、でも、こういうのも必要かなって思った｣

｢どうして？｣

大貴｢だって、俺ら今までAの話を全然聞いてなかったし｣

｢みんな私のこと嫌いでしょ？｣

大貴｢嫌いじゃないよ。大切だって思ってるよ｣

｢本当に思ってるの？嘘とかついてない？｣

大貴｢本当に思ってるよ。俺は大切だって思ってるよ。多分他の皆も｣

｢···そう｣

大貴｢A、一回早苗と話してみたら｣

｢何を？｣

大貴｢もし喧嘩してるのなら謝って、喧嘩してるわけじゃなかったら、これからの事とか。
ごめんな。俺、こういう事考えるの苦手で｣

｢ありがと。一回早苗と話してみるね｣

大貴｢うん｣




今日は上手く行かなかったけど、次こそは上手く行かないと

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