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「待たせたな」
「お疲れ様」
辺りに静けさが戻り、後ろに樋口さんと他3人を連れて戻ってきた中也くん。
「ん」
私の前に来るなり頭を私の方へ捧げる。
「……?」
意味がわからず、私はとりあえずその頭を撫でてみたのであった。
するとその行動に中也くんの身体は強張り声を荒げた。
「違ぇよ! 頭を撫でて欲しいんじゃなくて帽子を返してもらいたかったんだ」
「え? あ、ごめん」
頰を赤くして怒る中也くんに慌てて自分の頭に乗っていた帽子を彼に被せた。
「ったく……。お前なあ……」
自分の元へ帽子が返されると体制を戻し、今度は彼に私が頭を乱暴に撫でられた。
「……昔は頭撫でたら大人しく照れてたのに」
「アホか。昔のことは忘れらろ」
「嫌。忘れない」
「おい」
その後は「報告と後始末は任せた」と樋口さん達をポートマフィアに帰らさせ、中也くんに手を引かれていた。
彼曰く今度は俺とショッピングだ、らしい。
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伍-フュンフ-(プロフ) - ねこみさん» こちらこそありがとうございます!番外編の方と一緒にお楽しみくださいませ^_^ (2019年8月12日 0時) (レス) id: 31ecc80710 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみ(プロフ) - 続編待ってましたありがとうございます!!! (2019年8月11日 23時) (レス) id: 29d0084305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伍-フュンフ- | 作成日時:2019年8月11日 20時