天界からの救世主28【東京卍リベンジャーズ】【東リベ】

話、前夜 ページ10

直人が言う話は、こうだ。

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当時、霧矢漸は凶悪な犯罪組織を警察の中でもエリートの分類に入るグループと共に行方を追っていたという。
そのエリートグループの中でも霧矢は一番若いのにも関わらず、他の警察官に引けを取らない有能ぶりだったという。


そんな彼が、ある日、凶悪犯罪組織の有力者と出会い、不利な状況の中、逮捕まではいかなかったものの、勝利した。

その時、周りには一般人の存在が居たことから、ここで大きな戦いになると周りに被害が飛んでしまい、関係のない一般市民が巻き込まれ、怪我を負うリスクがあったから…。


その後、霧矢は普段からの疲労やストレスでその場に倒れ、その一般人が救急車を呼び、病院へ搬送されたという。
だが、目が覚めた時に即、病院から姿を消した。


そこまでは、武道も知っている状況だった。








その後だ。

警察としての仕事を再開し始めた霧矢。
一時的にも休養と点滴で元気を取り戻した彼の耳に、ある日「凶悪犯罪組織が大きく動く」という話が舞い込んだらしい。

それに目を光らせた霧矢は自身の持っている仕事を異例の速さで片付けると、エリートグループと共に会議が三日三晩行われたという。

その言葉通り、三日三晩。誰も出入りをすることは無かった。





内容は不明。口が堅すぎる人材しかいないため、その会議の内容は他の警察官に知らされなかったらしい。


だが、その会議は「凶悪犯罪組織との長い闘いに幕を下ろそうという意味合いが込められている」という事は、
誰も口にせずとも会議を終わらせた後のエリートたちの顔つきで全警察官が悟った、という伝説が作られるほどだった。






そして、その作戦の決行日の前夜。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿事件は起こった。

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