天界からの救世主27【東京卍リベンジャーズ】【東リベ】

歯じゃない、在庫管理 ページ32

『はああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜行きたかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜』


ガタガタ言わせているのはパソコンのキーボード。歯じゃないよ((
こんな愚痴をこぼす霧矢に部下からの視線が突き刺さる。


「霧矢さんこの前の仕事をさぼるから…」

「俺ら家に帰って女房のメシ食いっぱぐれたんですからね！！！」

『はあぁぁ？？？僕8月になる前から家に帰ってゆっくりどころか睡眠さえできてないのにそんなこと良く言えたなぁ？』


めちゃめちゃ元気に挙手して飯を食いっぱぐれた、と宣言する部下の一人。
まわりの何人かはうんうん、と同意の意を示している。


「俺ら家帰りたいです！！！」

『僕も寝たいです。多分一週間に2時間も寝てないぞ』

「成長期のリードタイム逃しましたね」

「これが所謂チャンスロス！！！」

『おいこら、在庫管理してる人にしかわからない例えやめろ。学生は勿論のこと、意味が分からないぞ。後、多分リードタイムの意味間違ってんぞ』

「多分？」

『多分』


リードタイムやらチャンスロスやら気になる人は各自でお調べください((


話しの流れが一度止み、静かになった仕事場で、機械の音が響く中、霧矢のパソコンに一通のメールが届いた。


『…(題名…【即開封案件】なんだこれ)』


即開封案件。
送られてきた主は匿名。


『警察のパソコンに匿名メールなんてふつう来ないっての……』



霧矢はため息を付いて、メールを開くのだった。






『…なるほどね』


無意識に顎を摩った。

俺抜き、ふっｗｗ→←多分、足音

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