天界からの救世主27【東京卍リベンジャーズ】【東リベ】

気付き、血 ページ23

場地が血を口から零しながら向かったのは一虎の場所。


虎「場地…」

場「俺は死なねぇよ…こんな傷じゃ、俺は死なねぇ…！！！！


気にすんなよ、一虎」


に、と一虎に笑いかけた。
霧矢が包帯で救急の止血をしているからいいものの、真っ白なそれはどんどん血で赤く染め上げていく。急に動いたからだろう。安静に、と言われているのに。

しかし、このままだったら死なずに済む可能性が高い。安心していた。

それでことが終われば、良かったのだ。















場「＿＿＿＿＿俺は、お前なんかに、やられねぇよ！！！！！！」



『…っ！！！！(ﾊｯ

止めろ場地！！！！！！！！！！！！！！！！』


霧矢は気付くのが遅かった。
場地の叫び声で漸く自分がこの世界の展開に置いて行かれていることに気が付いた。


＿＿あろうことか、場地はポケットから折り畳みナイフを取り出し、思い切り自身の腹に突き立てたのだ。


力いっぱい腹に、深く刺す。
場地の瞳孔が開いているのが見て取れた。


『馬鹿野郎！！！！！！！！！！！何やってんだテメェ！！
お前、助かるって言っただろ！！！！何蛇足みたいなことしてんだよ！！お前がそれ、、っ…！意味ねぇことをしやがって！！！！

この展開にならない様に、進めてたってのに！！！！』


強く地面を蹴って場地が倒れたところへ向かった霧矢。
まさかの予想外な展開に流石の霧矢も大焦りな表情を張り付けていた。

口調が荒れる、なんて気にしてはいけない。それどころじゃない。


東卍の奴らが驚き、固まる中、霧矢は持っている救急用具をぶちまける勢いで場地の怪我に当たった。


『っち、クソ！！

(刃物は抜くと逆に出血がひどくなる！これまで血を流してるんだ。どれだけ血が体外に出たかわからないが、一虎が刺した傷も浅くはない！これ以上血を流さないことを優先にして、、！！！

ナイフはそのまま服は、、、破かせてもらうぞ。消毒液かけて、患部の周りを囲むように包帯をきつく巻く！)





死ぬなよ！！！場地！！！』

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