天界からの救世主27【東京卍リベンジャーズ】【東リベ】

煽り、落とす ページ13

下では三ツ谷が隊員に救急車を呼ぶように手配していた。
もう喧嘩どころではない、感じたのだろうか。

千冬は許せなかった。


千「一虎…ァ！！！！」


場地を刺した、一虎が。
だが、その本人はそんなことを聞いてもなく、小さく何かをつぶやいているだけ。


稀「やっぱやべぇやつだな、一虎は」

花「え？」

稀「そうか。バルハラに引き抜いたのはこうやって寝首を掻く為か。ねえ、＿＿＿総長」


稀咲の背後にはいつの間にか立っていたマイキーの姿が。


花「マイキーくん…！！(稀咲、あいつマイキーくんを煽ってるんだ！！


ダメだ！稀咲に耳を貸したらだめだ！！！)」


そんな心の声など、聞こえるはずもなく。
俯きがちだった、マイキーの表情は髪に隠れて見えはしない。




マ「…殺したかった」


マ「ずっと、テメェが年少から出てきたら真っ先に俺が殺そうと思ってた。
そんな俺をずっと諭し続けてたのが、場地だった」


マイキーはまっすぐと、しっかりと足取りで、廃車の山を下りていく。


マ「たとえ、マイキーの兄貴を殺しちまっても、自分を肯定するためにマイキーを敵にするしかなかった、、、てよぉ…」

花「マイキーくん…ｯ(めっちゃ切れてるはずなのに、顔に感情がねぇ！)」


地面に足を付けたマイキー。
周りにいた奴らは彼の異様な威圧に後ずさりし、道を開ける。

彼が向かったのは


マ「…ケンチン。喧嘩はもう終わりだ」


半間と喧嘩していたドラケンのところだった。

彼の言葉に反応したのは半間。


半「は？喧嘩はもう終わり？おいおい、嘗めてんのかマイキー？
そんなのテメェが決める事じゃねぇだろうが！」

両手を広げ、マイキーの前に行く半間。
彼が言った喧嘩は、終わり、なんて確かに口で言って決められるようなものではない。
ここは実力主義な修羅場だ。





その瞬間。轟音が鳴った。



マ「ほら、、終わった」



半間を、ハイキックで落とした音だ。
明らかに人から聞こえていい音じゃないゾ！！！！！！

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