天界からの救世主25【東京卍リベンジャーズ】【東リベ】

警戒、持たせない ページ26

高橋の異常さに、今更にして気付いてしまった。
その事実に表情を幾分か固くさせた霧矢に、高橋は「悪いことを聞いてしまったようだけどね…」と自分が言った言葉が、彼を傷つけてしまったのでは、と思ったらしい。

傷ついたんじゃない、警戒させたんだ。


『…あの＿＿＿＿((「集まったか〜」……。』


そんな高橋に声を掛けようとした霧矢だったが、そんな声は遮られる。どうやらここに召集を掛けた主催が登場したみたいだ。


さっきまでちらほらと話し声が聞こえていたが、流石エリート警察官諸君。主催の声1つで物音ひとつしない程に静まる室内。
勿論、そこに霧矢と高橋も含まれている。


「集まってくれた諸君、感謝を述べる。
今回の犯罪組織はとて大きな規模のものだ。気を引き締めて遂行してほしい。


奴らの動きが活発になってきたこの頃、取り締まりを厳重にし、手際が良ければそのまま捉える事。発砲も許可する。
予測をするに次、大きなアクションを起こすのは今月、8月の上旬ごろ。


情報網は常に流水のように伝達せよ！！！」

「「はっ！！！」」


それを最後に解散となったこの集まり。




…。


『もう少しなんか言えよ…』

高「はいはい。愚痴らない。コレここでの用事は最後だけど、ここで仕事していく？」

『…せっかくここに居るのでね。しますよ』


そういった霧矢のもとを「さよなら〜」と言って去っていった高橋。



『…あんなことを言われた後で、警戒心をそこまで持たせないとは…な…ははっ』



どうやら下界人にも、面白いやつは居るようだ。

8月2日、prrrrr→←あげるよ、異常

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