レイジャント、黒霧剣！ ページ41
表情に力を入れたレイジャントは右手に持っていた剣の柄を手放してから任務対象から伸びてきた手に左手を差し出し、態と掴ませた。
物凄い握力で気握り締められるその左手は折れてはいないものの、嫌な音を奏でている。
その痛みに歯を食いしばった。
レ「ギィ…ｯ！！っイッ…！！
【展開･放出《黒霧剣》】！！！！！」
彼は特殊技をこの訓練任務で初めて発動した。
指にレイジャントから滲み出したモヤが集まり、それは残り1本の短剣に繋がった。
レ「っうらあぁ！！！！」
それを感じ取ったレイジャントは思いっきり右手を右に大きく動かす。
モヤの糸によって繋がった短剣は糸につられケースから飛び出し、左手を掴んでいる任務対象の手を切り離したのだ。
レ「っからっの！《黒霧剣･
手放した片方の剣の柄と、左手に未だ残っている剣の柄をモヤで纏うと、糸を握りながら右手で指鉄砲の形をつくった。
レ「っ”バン”ッ！！！！」
「＃&#＆＊@&#＆@！！！！」
弾となったそれらは任務対象のど真ん中……とはいかなかったが、結構な範囲を抉りとることが出来た。
その攻撃に怯んだ相手。
その隙にレイジャントは距離をとった。
レ「(相手は遠距離、に見えて実は中距離！手が伸びる長さも決まってるみたいだし、距離は必要。たけど、、)」
ちらりと彼は自分の左手を見た。
手首が青く変色している。折れてはいないと思うが、治るのには時間が掛かりそうだ。
レ「(この腕が俺にとってのハンデ、になっちゃったな…あの《黒霧剣･弾》はまだ完璧に出来る訳じゃないから余計な神経使うし、あんまり使いたくはない…
でも、俺って得意は接近なんだよねえぇーーー)」
長剣、短剣そして捨て身を得意とする彼にとって遠距離攻撃はいい顔は出来ないのだ。
Aから貰ったステッキはまだ使っていないが、あれが壊れてしまった場合、もう為す術なく死ぬしかない。
レ「あと10年あるんでしょ？今ステッキはまずいでしょ…」
まず10年耐えられないし……
レイジャントはため息を付いてこちらを伺う相手を見据えた。
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リートゥ(プロフ) - 極楽蝶＊さん» ありがとうございます！！ (2021年7月22日 16時) (
レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶＊ - リートゥさん» いえいえ、大丈夫です。いつもいつも楽しく読ませて頂いていますから (2021年7月21日 21時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 極楽蝶＊さん» 原作読み直しました…マジだ…すみません。目を瞑っていただいても……！？！私の確認不足で申し訳ありませんでした！ (2021年7月21日 17時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶＊ - いつも楽しく読ませて頂いています。悟が二人で最強の時はまだ術式反転は使えませんよ (2021年7月21日 15時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます！！ (2021年4月29日 19時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リートゥ | 作成日時：2021年3月7日 14時
