五条、いざ! ページ32
五条に肩を捕まれた状態のA。
気分が地の底に落ちたAは「こいつは絶対ボコる」と心に決めた次の瞬間には何処かわからない不思議な空間に居た。
彼の片手には先ほど買ったばかりのクレープが握られていたがそれは無惨にも床に潰れた状態にあった。
分かることは、明らかにもとに居た東京ではないということ。
『お前は、ボコる』
五「っ……、はっ、やってみろよ」
目に影が落ちたAは五条に向かって人差し指を出した。五条は赫を発動させようと印を結ぶ。
五「【術式反転≪赫≫】」
『まさか、俺相手に技が通ると思ってる?』
成功した術式反転≪赫≫だった。
五条の指先が赤く光った。そう。術式が指先で輝いたはずだったのだ。
だが、彼の術式はAが言った言葉の次の瞬間には、跡形もなく消えていた。
五「…は?」
『お前の自尊心、ここで潰してやる』
Aは術式をあっけなく消され、呆然としている五条を見据えた。
相手がどんな主要人物であれ、命さえあればなんとかなる。折角無理やりねじり入れた休憩時間をぶち壊した代償はあまりにも大きいのだ。
五条は取り敢えず彼の口ぶりから「術式は通じない」と判断。武力行使に走り出た。
彼の考えはあってはいた。術式も全て簡単説明してしまえば天界長という立場のAが制作した人間と言う生物に分け与えた力そのもの。
だが、武力に関してはその人物が自分で鍛えれば鍛えるだけ強くなれる。
通用するかどうかに関して、術式よりかは可能性としては濃厚だろう。
だが、相手はこの世もを創り出した創造の主。
『バカが』
『お前はまだ"私と俺、二人で最強"だろ。"僕が、最強"じゃあない。
まあ、お前が最強だったと考えて…
残念ながら"最強は無敵には勝てない"』
Aは五条の胸元を人差し指でトン、と叩いた。
それだけで、彼はぐらりと倒れ、、、
五「・・・・・・・・は」
いつの間にか高専の医務室にあるベッドに横たわっていた。
五条、扉の破壊()→←エイプリルフール、なんとなく(本編とは関係ありません)
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リートゥ(プロフ) - 極楽蝶*さん» ありがとうございます!! (2021年7月22日 16時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - リートゥさん» いえいえ、大丈夫です。いつもいつも楽しく読ませて頂いていますから (2021年7月21日 21時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 極楽蝶*さん» 原作読み直しました…マジだ…すみません。目を瞑っていただいても……!?!私の確認不足で申し訳ありませんでした! (2021年7月21日 17時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - いつも楽しく読ませて頂いています。悟が二人で最強の時はまだ術式反転は使えませんよ (2021年7月21日 15時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます!! (2021年4月29日 19時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リートゥ | 作成日時:2021年3月7日 14時