天界からの救世主【名探偵コナン】【紺青の拳】

赤くて所々白い人 ページ44

・・

「あ、京極！だよね？え、違ったら嫌なんだけどぉ…」

そんな赤くて所々白い人は椅子に座って項垂れている京極を見つけると名前を呼んだ。
呼ばれた本人は誰だ？というふうに顔を上げる

京「貴方は……！」

ア「京極さん？知り合い？」

京極のその反応にアーサーは質問した。
驚いているという事はこの人が何故ここにいるのか分からないという事だろう。

京「さっき話していた人です。園子さんの後を追っていった人です…」

小「お前がか！お前、園子の後を追ったあと何してたんだ！？」

毛利がその人につっかかった。
犯人かも、と踏んでいるらしい。

「園子…？あ、あの茶色のショートのお嬢さん、園子っていうのぉ？」

その人は初めて、園子という名前を知った様だった。

「俺、京極に伝言を渡してからちゃんと追いかけたんだよ？でもあそこ道が入り組んでて1回見失っちゃったんだよねぇ…
だから足音を聞いて追いかけたんだぁ！
案の定その先に園子？を見つけて駆け寄ったんだ。その時はもうパトカーが園子に走ってきてて……」

そこで言葉を切ったその人に京極は恐る恐る「間に、合わなかった…のですか？」と聞いた

「え？いやいや！間に合ったよ！…でも、君たちがここにいるという事はどこかしら怪我はしちゃった様だけど……(ﾎﾞｿｯ)
ちゃんと服の襟を引っ掴んで退かしたよ？その時には恐怖で園子の意識がなかったようなもんだけど。まあ、





俺が変わりに轢かれたんだけど、ネ☆」

あはっ☆と両手を広げおどけるようにして笑った。

京「えっ」
ア「え"」
小「はぁ？！」
蘭「え？！」
リ「えっ」

ここにいる5人は驚きの声を上げた
では、頭や腕に巻かれている包帯はその時の怪我だろうか

京「で、では、入院は？！しないのですか？！」

ガタ！と動揺して椅子から立ちその人に詰め寄る京極。

「え？俺が車に轢かれた位で入院するとでも？あんなのかすり傷だよぉww


で、俺が轢かれたあとは園子を建物にもたれさせてそのパトカーを追ったわけ！
相手は車だから撒かれちゃったけどねぇ…
その後はここに来て、検査して今いる状態、かなぁ？」

・・

犯人じゃない→←お世話になりましたぁ！

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