いつから、まったく ページ6
お酒を嗜みながらこなしていく仕事。
Aはふと時計を見、かなりの時間が経過していることに気が付いた。
『…うわ、もうこんな時間…。パーティも終わってる頃か…?』
零「全く終わる気配はありませんが??」
『いつからいたお前』
壁掛けの時計とは真反対にご丁寧に椅子をどこかしらから持ってきたのか椅子に座り、お皿に山ほど肉を持ってワインボトルを片手にラッパ飲み。床にはカラになったボトルとまだ未開封のボトルが散乱していた。
『品が無さ過ぎる…』
零「品なんて、貴方に見せても何も得なことないでしょうに」
『……』
なんてこったい。
零はかぱかぱとワインを開けてはもぐもぐと肉を頬張っている。Aは横目で見てから無言でワインボトルをパクった。
『……空だこれ』
零「なんでそんな確率弱いんですか…はい」
『いやこれお前の飲みかけ』
零「あれ、そうだったか?」
『さては酔ってんなおまえ…』
よく見れば、目がゆらゆらと少し揺れて、何処かポヤポヤとした雰囲気を感じる。
その様子に気が付いたAはため息1つ、零の手から肉の乗ったプレートを没収し、ソファにクッションを並べてから零の背中と膝裏に手を入れて抱き上げた。
『ほら、寝ろ』
零「ううん…」
毛布をかぶせ、目に掌を当てて、視界を暗くする。
なにやら書類が、羅衣が、とぶつぶつ呟いていたものの、ものの数分で静かな寝息が聞こえて来た。
…まったく。手間がかかる。
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リートゥ(プロフ) - tomatoさん» tomatoさんお久しぶりです!!ありがとうございます。やっぱり旬はマッシュルなんですね… (3月4日 15時) (レス) @page6 id: 67a61c7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
tomato(プロフ) - あとがきもリートゥ様感バリバリで最高です!!!天界長 , 零 , 羅衣 , リートゥ様の会話何気に好きなので嬉しいです .... !!!おすすめはマッシュルとブルーロックです!!追憶お疲れ様でした! (2月28日 23時) (レス) @page2 id: 9d5bc87a7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リートゥ | 作成日時:2024年2月25日 19時