天界からの救世主＿＿＿異色な孤独龍の追憶【あとがき】

ぺらり、はあ？？？ ページ34

訓練を終え、痛む身体を抑えながら自室に帰ってきた羅衣は、テーブルに何か紙が置いてあることに気が付いた。なんだろう、嫌な予感がする。

ぺらり、と手に取り書いてある文字を順に読んでいく。


羅「……礼儀、作法、謙虚な言動、…きもちわる…」


あまり体になじまなそうな内容である。きっとこれが零が言っていた礼儀作法の内容と範囲だろう。事前に把握しておけ、という無言の合図。


羅「ってことは明日は座学か？」


小さなソファにドカッと座り、体重を掛けた羅衣は誰かに座学を教えてもらうという状況に親しみを持つような感情を確かに感じた。


羅「…？」


今まで座学は誰にも教えてもらった事なんて、無いはずなのにな。


内心首を傾げながらその紙を机に放る。明日あるにしろ無いにしろ、取り敢えず今日は明日のことを考える間もなく休みたい。

羅衣は汚れた身体を流し、一目散にベッドに向かうと、一瞬で意識を落とした。













羅「……なんでだよ」


翌日、羅衣はいつもの時間、いつもの訓練場に来ていた。周りにもいつもの顔ぶれ。座学だと思っていたがどうやら違うようだ。前には零もいるし…


半日が過ぎた頃、羅衣は突然零に呼び止められた。


零「おい、身体洗って小会議室に来い。座学だ」

羅「…はあ？？？」


一日に二種類もやるなんて聞いてない。

やべぇ、死んでる…→←終了！、なんか忘れて

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