ぼちぼち、不味いのは ページ4
『よ〜飲んでるか？』
羅｢…まあ、ぼちぼち」
パーティが始まって暫く、辺りが軽く出来上がってきたころにAが羅衣に絡みに来た。
グラスを傾けながら羅衣は生返事をする。
『…まあ、これからしばらくは零からマナー講座を受けるだろうよ。身体を動かしたいなら零の合格を貰ってからだ』
羅「…？！？？？」
『そんなショック受けた顔しなくても…』
表情に出やすくなった感情を見て嬉しいやら空しいやら。Aは苦笑いをして首をカクンと傾けた。横髪が揺れる。
Aはグラスに入っているお酒を回して渦を作りながらあたりの様子を見た。
あちらこちらで楽しそうにお酒や料理を手に笑い合っている。勿論その中にはAが今回生き返らせた奴らも混ざっている。と言えど誰も、誰が死んでいる筈の奴なんて認知していないだろうが。
『まあ、笑ってくれているだけよかったよ』
羅「え？」
『なんでもない』
社交界のように立って飲み食いをしている部下達は当たり前のように飲み食いしている。本来俺ら、天界人には食事など必要が無い。
だけど、娯楽が無いとどうも彼ら、天界人でも心が死んでいくらしいから。
腹は空かない。だけど娯楽はいるらしいこの身体は思ったより不便だったらしい。
昔の自分は長い時間生きて身につけたスキルがここで役立つとは思わなかっただろう。
「天界長〜ご飯何かよそってきましょうか？！ローストビーフにします？サラダもありますが…」
『いや俺はいいよ。羅衣に…こいつに持ってきてやれ。ご飯片っ端から食ってるようだし」
羅「だって
『不味いのは分からんでもない』
Aは潜入時に食べた厭界軍部の食堂料理を思い出して苦笑いをした。
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リートゥ(プロフ) - ｔｏｍａｔｏさん» tomatoさんお久しぶりです！！ありがとうございます。やっぱり旬はマッシュルなんですね… (3月4日 15時) (
レス) @page6 id: 67a61c7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ｔｏｍａｔｏ(プロフ) - あとがきもリートゥ様感バリバリで最高です！！！天界長 , 零 , 羅衣 , リートゥ様の会話何気に好きなので嬉しいです .... !!!おすすめはマッシュルとブルーロックです！！追憶お疲れ様でした！ (2月28日 23時) (レス) @page2 id: 9d5bc87a7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リートゥ | 作成日時：2024年2月25日 19時
