天界からの救世主＿＿＿異色な孤独龍の追憶【あとがき】

あ、は？？？ ページ26

零「本当に罠だけでよかったと思ってい下さいよ…。もしかし方確認できていないだけで残党がいるかもしれないんですし、こういう気の抜け穴を狙ってくる奴らもいるんですから…」

『はいはい』

零「殴るぞいい加減」

『悪かったって』

零「それで？」


零は何かを要求するように手を出した。Aはハテナだ。金でも要求するつもりか？口止め料とか？

分かっていないAが首を傾げると零は催促するように手を軽く振った。


零「そのトラップ、出してください。鑑定に回すのでしょう」

『…あ』

零「は？？？」


Aは後ろの彼に気を取られて忘れていた。トラップ、見たのなら回収しなければならないのに。
鑑定に回せばどのようなOHPの力で作られたかの大体の種類、力の濃さ、年代などを判明させることが出来る。
だからトラップを見つけた場合、実際に実害が出た場合であっても物質として存在しているのであれば回収するのが基本だ。

それだけで情報の回り方が段違いになり、残党探し、犯人捜しが幾分か楽になるから…。



零「だってのに貴方ちょっとkが抜け過ぎじゃないんですか？」

『いや、マジで忘れてた。こいつの事、零にどう隠そうかと考えていたからな…』

零「実際バレてるのなら意味ないでしょう！」

【「ま、まあまあそこらへんにしてあげてください。己が悪かったと言いますか…」】

零「お前もこれ以上邪魔すると身の潔白が怪しくなるぞ」

【「ええ…」】


そんな殺生な…。

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