天界からの救世主35＿＿＿異色な孤独龍の追憶【オリジナル】【過去編】 (ページ49)

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情報、イラストページ49

―――羅衣の任命、そしてそれの諸々の書類が終わり、彼を自室に帰した後、Aと零は先ほどの雰囲気とは打って変わって冷え切った空気が蔓延した。

彼らが話しているのは、先日行なった戦争にて入手した厭界軍部の上層部の捕虜から得た情報。

『つまり天下さまは厭界軍部を早々に切っていたという訳か』

零「そのようですね。戦争前に上層部の静止の声を無視に去っていったようで」

『…うーん…臆病…という訳でもなさそうだが』

零「…それと報告がもう一つ。……どうやら天下さまとやらは貴方が厭界軍部に潜入していたことは知っていたようです。それも序盤に。知っていてなお、泳がせていた…と」

Aはその言葉にあまり驚きはしなかった。ただ最初からか…と言う感想だけ。
彼がそれに気づき始めときは戦争の少し前。周りからの接し方、態度、視線、Aが自由行動した時の眼の瞑り方。

なにか自由にさせろという命令が下っているのではないかと思う程に緩かった。不自然ながらもそれを好機として自由にさせてもらっていたが…。

『何故知っててなお、泳がせたのか？そんなこと「この組織、潰してもいいですよ」なんて言っているもんだろ。そのほかに何か意図でもあったのか…』

零「……。、ううん…」

Aのその考えに零が言葉に詰まってから唸る声。零には思うところがあるので下手に口にできない。

『潜入中に思っていた。厭界軍部は名前通り「軍部」なんじゃないかとな』

零「？」

『厭界のどこかが管理している軍隊のことだ。軍部(ぐんぶ)は、陸軍・空軍など、大きな組織が保持する軍隊全体を指していう言葉だから…。

つまり厭界軍部のような大きな組織を保持できる権力と実力があるそれ以上に大きい組織が裏にある…可能性がある。天下さまってのはその組織から来た人物なんじゃないか？』

零「…厭界軍部よりも大きな強力な組織…」

零は宙を睨む。Aもまた、難しい顔をした。
だがそれを特定するのは難しい。なぜなら、厭界は天界よりも圧倒的に広いからだ。隅々まで探すのは全身の骨が折れてもまだ手に余る大仕事だろう。
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happyValentine❤(大大大遅刻❤)

バレンタインと言えばレイジャントですね…
大大大遅刻だけど誰かがホワイトデーまではバレンタインって言ってたもん！！

＊大大大遅刻
＊背景ﾅﾆｺﾚチョコですが