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和平、おもおも ページ27

亜「…、俺のバディはあいつだけだ。それが嫌なら俺を殺すか、追い出せばいい。俺が好んでここに居る訳じゃない」


大人しく席に座っていたが、この話題をもって彼らの和平は崩れてしまったようで、荒々しく席を立った亜央はそのまま部屋を出ていってしまった。大きな音を態と立てて扉が閉まる。



零「……何やってんすか…」

『ずっと隠していても変わらないからな。俺はそういう理由であいつを入れた。お前にも相棒は必要だ。これから仕事も増えてくるんだ。絶対にお前だけじゃ手が回らない』

零「だからって…」

『どうせこの部屋から飛び出したって安定して居られる場所なんて地下の牢屋くらいだろ。明日あいつをもう一度ここに連れてこい』

零「無理な勧誘は_」

『勧誘じゃなくて仕事の話だ。言えば絶対に食いついてくるだろう仕事をな』


あの反抗中の亜央が出てくるような、そんな仕事なんて…。

零はそんなものはないんじゃと思っていた。さっきの怒りはかなりのものだ。だが、それ以上に自信があるようなAの口ぶりも気になる。


『何も言わず連れてこい。反応が楽しみだ』

零「はあ…」


零はもうそういうしかなかった。

相変わらずAはニヤニヤしている。この後零もさっさと追い出されたのでたまりにたまった書類を片付けようと思う。

どうせ明日も亜央とAの相手で時間が無くなって明日発行される書類がまた追加されてくるだろうから。
少しでも減らしておかなければ。

溜息全開、足取りおもおもの状態で零は自分の執務室へと向かっていった。

不本意、次いでだ→←ふむ、郷に



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作者名:リートゥ | 作成日時:2023年12月15日 17時

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