天界からの救世主35＿＿＿異色な孤独龍の追憶【オリジナル】【過去編】 (ページ25)

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てことで、テレパシーページ25

零「ってことで、こんにちは～」

『おう朝ぶり』

亜「…用はないんじゃ？」

『お前の能力が気になるからな。ついでに俺の仕事を手伝ってもらって見せてもらおうと思ってな。一応お前でも取り扱えるような書類は集めておいた。お前もほら席に着け』

零「なんでぇ」

亜「…。」

零よりも素直に席に座った亜央は目の前の書類を手に取り、内容に目を通す。そんな彼を見て渋々隣の椅子に座る零。

零「…これアンタの仕事だよな？」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

『さて、少し説明を…』

亜「…大体は分かった。これすればいいんだな」

『おお、』

零「俺コレするなら自分の書類仕事してぇ…」

文句を言いながらする零と黙々と作業をする亜央。
それを自分のデスクからまた別の仕事をするA。亜央をチラ見しながらAはペンを進めた。

『…(書類作業もできる、か。本格的に有能だな…)』

さっきの訓練場はどうだったんだろう、とAは零に目を向けてテレパシーを送った。

『[零]』

零「！」

手元が一瞬動いたが、Aに目線を送らずそのテレパシーを受け取ると、続きを待った。幸い亜央には怪しまれていない様だ。

『[さっき、訓練場に言っただろう。どうだった]』

零「[途中で部下に呼ばれてその場を離れたのですが荒事は特に…。

ただ、身体で教えるタイプらしく、1人の部下に目を付けて教えている動きはありました。部下達も警戒心を持っていないのか彼とわいわい騒ぐことが出来たみたいですが]」

『…』