天界からの救世主35＿＿＿異色な孤独龍の追憶【オリジナル】【過去編】 (ページ20)

今日:13 hit、昨日:33 hit、合計:5,883 hit

不明点は、タイプページ20

零「＿＿＿＿…ってことだ。不明点は？」

「…ありがとうございます！大丈夫です！」

零「…はあ…」

今度の溜息は大きいな。零からすれば普通の業務資料だが内容がムズかしいようだな。
ぺこぺこする部下にいいからと仕事を続けさせて零は早歩きで亜央を置いてきた訓練場に戻った。

零「(大事にはしないと思うが、もしもが心配だ…なにかあったら怒られるのは俺の方だっての…！)」

保身大事。
零はすれ違う少し驚いた様子の部下達の横を通りぬけ、訓練場に戻ると目の前の光景に固まった。

亜「っだからぁ！そうじゃねぇっての！！！こうだ！！」

「こうですか！！」

亜「ちげぇ！！！！！！」

「こうですか！！」

亜「ちげぇよ！！この馬鹿すっとこどっこい！！」

「すっとこどっこい！？？」

零「…・・・何やってんだ！？？！？？」

「あ、零幹部」

亜「…あ”」

「あ”」じゃないんだよなぁ。

零が訓練場に来て目に入った光景は、亜央と対面している一人の部下。そして周りを囲んでウオウウオウ言っている部下達。
亜央がこめかみに血管を浮き上がらせてひとりの部下になにやら体術…？か？を教えているようだった。

だが教えるが全く違う動きをしてすっとこどっこい呼ばわりされていた。亜央は言葉よりも体で覚えさせるタイプらしい。だが、残念そいつは言葉や理屈で覚えるタイプだ。その証拠にその周りでにいる何人かが試してしっかりと同じような動きをしている。あいつらは体で覚えるタイプだ。