天界からの救世主35＿＿＿異色な孤独龍の追憶【オリジナル】【過去編】 (ページ11)

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ぐるり、ってページ11

ぐるりと戦場を周ったが、特に問題はない、気がした。いない筈の顔ぶれもいないし。だけど、あの一般部下が言った死亡者を端に集めた、と言ったその塊はいくら探しても見つからなかった。誰かが片付けた、という事だろうか。だが俺らはまったく以下省略と言っていたし、謎が深まるばかりである。

零「誰も手を付けていない→知らないけど消えている→天界長の方式が完成するんだよなぁ」

ここに居てもなにも得られないと思った零は引き返すことにした。
本当に、何やってんだか。

零「ただいま～っと…」

『よう、遅かったな』

零「………」

自分の執務室に帰っていた零はどっかり小さいソファに座っているAの姿があることを確認して、死んだ目を生成した。なんでここにいる。

『明日、お前に頼みたい仕事があってな。引き受けてくれるか』

零「聞くならせめて疑問符、つけませんか？引き受けますけど」

『そう言ってくれると思ってるから付けねぇんだよ。

明日、地下牢から亜央を連れて1日本部内を連れ回してくれ』

零「は？」

『明日くらいになれば部下達も戦場の片付けは終わっている頃だろうから本部に帰ってくると思うんだ。通常業務に戻るように指示してある。その日常の光景を見せて回れ。特別なことはしなくていいし、自由にしてろ』

って言われてもなぁ～～～～！！！