天界からの救世主29【東京卍リベンジャーズ】【東リベ】

結論、恐ろしい ページ45

_______…結論を言おう。


武道は未来の東京卍會の幹部になっていた一度体験した未来の後をだどっていた。
とてもデジャヴ感がすごいのである。

東卍の幹部が集まった一室には前と同じ人たち、そこには捕まっていたパーちんの姿もあった。

だが、ドラケンの姿はないし、マイキーの姿もなければ場地の姿もない。



そして







花「(っやっぱりいる…稀咲！！！)」


再び洒落込んだ稀咲が出てくる始末。


彼がここに来た理由は簡単言えば「東卍が経営している店に警察が同時に探りをいれてきた」という。




稀「この中に、ユダがいる」




ユダ……裏切者。

その言葉にシン、となる幹部のみんな。そして反発の声。


花「…！！(やっぱり時間が巻き戻ってる！！どうして！？こんな事一度もなかったのに！！)」


その後、稀咲は武道と、千冬を別室に呼び込んだ。
そして彼らに酒を渡して、寛ぐようにさせて…


稀「悪かった」


彼は昔の場地に対しての事で頭を下げて来た。だが、武道はこの後の展開を知っている。
次々と自分が悪かった、と言葉を並べる稀咲。

武道は二度もそんな言葉に絆されはしなかったが、千冬と、稀咲と、持っている酒で乾杯する中、一人だけ飲まないわけにもいかなかった。






＿＿・・・やはり最後に見えたのは、悪い顔をした稀咲の顔。




……謎の展開が起きても結末は同じだった。
目を覚ましたら縛られて、千冬が稀咲に殺されて、そのあと銃口がこちらに…

結局また自分だけが生き残ってしまった。
助けに入ってきた直人が聞くのが二度目になる話を話している。


だけど、全体を通してふと気になった。

前まで聞いていた一つの名前が一切話に上がらない事。
そして小さい事実の歪み。

まずこの世界では場地圭介はハロウィンの後、街を歩いていた女児に突っ込んできたトラックに轢かれて命を落としていた。

そしてこの未来では「霧矢漸」という名前が一切上がらなかった。



花「な…なあ直人、霧矢君はどうなったの？」



















直「は？誰ですかそれ」


恐ろしい答えが返ってきた。

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