推理、窓から ページ11
『…後から爆発した爆弾は通気口に置いてあった。
だが、あれは遠隔式爆弾にしても、大きな爆弾の近くにおいておけば連動して爆発してしまう可能性があった。簡単にいえば引火だな。
…あれは廃ビルを爆発させた後に置いたな？
僕は爆破された瞬間はそこに居なかったし、ニュースを見てそれに初めて気が付いた。
…あんたはあの近くにいて、僕をそこに呼ぶ前に追加の爆弾を置きにいった。
警察であるあんたが事件現場に入るなんて、容易だからな…』
高「推理がうまいじゃないか」
『褒めても何も出ねぇよ…
…だけど、アンタのその計画には一つ欠点があった。
「僕が高橋の思っていた距離よりその現場に近い場所に元からいたという事」だ。
爆弾を置き終えたアンタは普通に階段から出ようとしたが、僕の足音やらなんやら、、気配を感じたんだろう。
ここで鉢合わせになるのはまずい。
そんなことを思ったアンタは窓から出たんだろう』
高「証拠を見たようだね」
『窓に隣接する壁に、不自然なへこみが出来ていた。注視しないと分からない程のへこみだったそ、爆発で削れた、とでもいえば何ら不思議ではない後だったが…僕に目にはどうみても「何かが擦れた跡」にしか見えなくてな』
霧矢が散策していた壁にあった跡。
普通の人ならまず見逃すであろうその証拠を彼はしっかりと記憶していた。
高「…お見事な推理だ。
そうだね。私はあの窓からワイヤーを使って下に降りたのさ。
そのまま飛び降りても私の身体は傷つきやしないが、なにぶん野次馬たちがいたり、警察も来ていたからね。
目立つ行動は避けたかった」
『……それでも窓から出るなんて、誰かしらの目には着くだろ？それはどうした』
高「殺したさ。死人に口なし、だからね」
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ちるちる(プロフ) - お疲れ様です！めっちゃ面白くて、一気読みしちゃいました(´>∀<｀)ゝついに過去編…！！楽しみです！！ (2022年12月5日 2時) (
レス) @page50 id: ace1fac0f2 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶＊(プロフ) - お疲れさまです！過去編…まさか最新話の話が…楽しみにしてるので遠慮なく長期間更新停止しちゃってください！！ (2022年11月25日 21時) (レス) @page50 id: 6f7ecd9a26 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - ついに過去編…しかも完全オリジナル…!!純粋に楽しみすぎるので待ってます!この作品がきっかけでネッ友が出来ましたので忘れることは無いのですし、更新情報が来たら多分飛んできます()いつも通りですが無理はなさらず、またお帰りになる日を楽しみにしています!!! (2022年11月25日 20時) (レス) @page50 id: e117f8682f (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - お疲れ様です！更新のお話わかりました！いつか帰ってくるまで待っていますね！また楽しいお話を見るのを心待ちにしています！ (2022年11月25日 20時) (レス) @page50 id: feaa8e4abb (このIDを非表示/違反報告)
推し事中 - 久しぶりーふ。寒いですねはい、ちょっと一周してきます。（久々でお話のあらすじ忘れてしまった、不甲斐ない） (2022年11月21日 20時) (レス) id: e9819a7dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リートゥ | 作成日時：2022年10月5日 18時
