超頭脳派の2人から求婚なんて聞いてません！【文スト】

よっつめ ページ5

太宰さんに送ってもらい、
その日は食事をしたりしてから寝た。

今日は休日で特に予定もない。

前知り合ったドストエフスキーさん。
暇になったら連絡して下さい、と言ってくれていたから連絡をしてみようと思い、こうメッセージを送った。

『こんにちは。
　前、喫茶うずまきで知り合ったAです。

　今日は特に予定もないので、
　よければ何処かで会いませんか？

　お返事待ってます』

送信してから十五分くらいしてから返事がきた。

『連絡、ありがとうございます。

　ぼくも今日は暇なので、
　今から一時間後に
　喫茶うずまきで待ち合わせでも良いですか？』

そんな返信がきて、私は少し嬉しくなった。

『そうしましょう！
　
　よろしくお願いします。』

と返信をし、準備を始めた。


準備を終え、喫茶うずまきに向かった。

扉を開けると、目の前にドストエフスキーさん。

「こんにちは」

と挨拶をし、ドストエフスキーさんもまた

「こんにちは」

と返す。

「今日はとてもいい天気です。
　此処で珈琲でも飲んで、外にでも行きましょう」

「そうですね！
　空が綺麗だといい気分になりますね」

「ええ」

そんなことを話しながら、マスターに珈琲を頼む。

珈琲を飲みながらドストエフスキーさんと話す。

「Aさんは、普段どんなことをしているんですか？」

「そうですね…事務仕事をずっとしてますかね？
　ずーっと同じところに座っているので肩がこるし大変です」

「ぼくがマッサージでもしてあげましょうか？」

冗談めいた口調で彼がいう。

「ふふ、ありがとうございます
　でも今は大丈夫ですよ」

そんなことを話し、ふとカップに目を落とした。
珈琲のカップの中にはもう何も残っていなかった。

「そろそろ何処かに行きましょうか」

と彼が云った。

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