タバコってどんな味? ページ21
はぁ〜
今日はすごく疲れたなぁ
書類の整理やっと終わった、でもイフリート先生に褒めてもらったから頑張ってよかったな
その時ふと見るといつの日か二人で来たあの教室の前にいた
“無意識”
怖
ホント大好きじゃん恥ず
エイト「あ、A先生来たんだ!」
『ひぎゃぁ』
エイト「慣れてよ、おいで」
いつまでも慣れないわ...
私はそう思いながらベランダに向かった
エイト「あ、タバコ吸ってるけど大丈夫?」
気を使って言ってくれた
『大丈夫です』
それにしてもみんな吸うね..
生徒の前ではそんなに吸わないけど
いや、吸ってる先生もいるか
ダリ先生もイチョウ先生も
イフリート先生も
おいしいのかな
私は不思議そうにイフリート先生が吸っているタバコを見つめた
エイト「...あの〜そんなにみられると恥ずかしいんですけど///」
『あ、ごめんなさい、タバコっておいしいのかなって気になって..』
エイト「じゃ吸ってみる?」
『え?いいんですか!?』
エイト「べつにいいけど、はい」
そう言って新しいタバコを渡される
はずだった
ヒョイと私の手に渡る前にイフリート先生が取り上げたのだ
『!?』
あれ?
エイト「やっぱダメ〜」
『え〜!』
噓でしょ!?
エイト「代わりに..」
そう言ってイフリート先生はタバコを吸う
そして
『ん!?いふ..』
私にキスをした
口の中にたばこの煙が広がる
少し苦い
でも甘い気もする
エイト「ん..どう?美味しかった?」
『はわわ...お、美味しかったです..///』
エイト「そっか、でも僕のタバコ以外すっちゃだめかなぁ」
『どうして?』
エイト「う〜ん、独占欲」
そう言ってエイト先生は妖しく微笑んだ
またもう一回したいなんて思うのはきっと
タバコの煙のせい..
_____
『注!未成年タバコはだめだよ!』
エイト「ちゃんとルールを守ってね」
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作者名:杏仁玉子 | 作成日時:2023年4月8日 19時