一目惚れから始まる私の恋【イフリート・ジン・エイト】 (ページ12)

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きれいなピンクの木の下でページ12

すべてに業務が終わった夜

私は気分転換にあの特待生の子が咲かせたピンクの木の下に来ていた

『やっぱりきれい...』

なんていう花なんだろう

ひらひらと舞う花びらをつかむとそれはとてもふわふわで

可愛い

イフリート先生と一緒に見たいな

まぁ、誘う勇気なんてないけど

ツムル「あれ、A先生じゃないですか、一人？」

『ツツツツツムル！？』

びっっっっっくりした！

ツムル「いやびっくりしすぎでしょ、一緒していい？」

『は、はい』

そう言って彼と一緒にお花見をした

『ツムル先生はタバコ吸わないんですね』

ツムル「うーん、もしかしたら吸ってるかもしれないよ？」

彼は少しいたずらっぽく笑った

『え？』

ツムル「悪魔は秘密の一つや二つあったほうが魅力的なんだって！」

と嬉しそうに言うけど

ヒミツにすることなんかしょぼくないですか？

ということは機嫌を損ねそうなので言わないでおくけど

そういえばねイフリート先生は吸う..よね

どんな味がするんだろ？

少し気になる

い、いやべ、別にイフリート先生が吸ってるからじゃないよ？

一人で百面相してると

ツムル「ぷ、アハハ！聞いてた通り面白い子だな！」

『きいてた通り？』

ツムル「いやぁ～エイトがいっつも君のことはなして一回話してみたかったんだよね！」

エイト先生いっつも私の話してるの！？

うれしいけど恥ずかしい、

『そんなに面白いですか？』

ツムル「うん、でも馴染めてよかった、最初グリフォンなんて出すからびっくりしちゃった」

あぁ～グーちゃんね、可愛いよ

私は試しに呼んでみる

そして現れたのは

金色の羽のグリフォン

ツムル「おわ、へーすごいなぁ！金色の羽！資料で見たけど迫力あるな」

『おとなしい子ですけど撫でてみます？』

ツムル「いいの！？」

いや、減るものじゃないですし

ツムル先生は撫でてみる

ツムル「あぁ、なんか癒される..」

『わかりますモフモフしてますよね...』

二人でグーちゃんと戯れていると

エイト「あ二人ともここにいたんだ、グリフォン！？」

エイト先生が来た

『エイト先生も触ってみます？』

エイト「え？...ん？」

驚きを隠せないイフリート先生

とりあえず触ってみる

エイト「暖かい...」

そのあと少しだけ3人でお花見をして帰った

あれ、なんかさらっとお花見しちゃったよ

誘う勇気なかったのに...