リア充の定義とは？ーBTSー2

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『ま、一件落着だな。』




「まあね。ここ最近、色々あって疲れたー。笑」









これでひと安心


少しは、静かな生活に戻るかな









『....ま、安心はまだできないけど。』




「え?」




『ジミンもいるじゃん。あいつの方がたちわるい。』




「ジミンくんは大丈夫だと思うけど?」




『はぁー。 ほんと、のんきな奴。』









私を見て、ため息をつくユンギ



電車を降りて、会社に向かって歩く



何となく、ここ数日の流れで予想してたけど









ﾃﾋｮﾝ「あ、ヌーナーっ!!」








勢いよく走ってくるテヒョンくんに
タックルされる



というか、抱きつかれる









「く、苦しぃ..」



『テヒョン離れろ。』







ユンギがテヒョンくんを引き離す




それを見て
クスクス笑ってるジミンくん









ﾃﾋｮﾝ「ふん、先輩のケチ!!」




『黙れ。 昨日フラれたくせに。』




ﾃﾋｮﾝ「うわーっ、先輩サイテー!!!」




『ふんっ。ﾄﾞﾔ』




「ちょ、ユンギ、いくらなんでも今のはダメでしょ!!」




『事実を言っただけだし。ふんっ。ﾄﾞﾔ』




ﾃﾋｮﾝ「ふーんだ、フラれたけど、ヌナの頬にチューしたしー」




「なっ//」



『....え。』






フリーズして動かないユンギ



あー、朝から疲れる。


この人達は何歳? 子どもすぎる。






私たちのやり取りを
笑って見ていたジミンくんは
少し驚いてる様子









ｼﾞﾐﾝ「Aさん、テヒョンのことふったんですか?」




「え、まぁ。」




ｼﾞﾐﾝ「へぇ。笑」




「ジミンくん?」




ｼﾞﾐﾝ「テヒョン人生初の失恋です ^^」




「えっ」




ｼﾞﾐﾝ「それに、テヒョンが初めて好きになった人がAさん ^^」









ジミンくんが
何を言いたいのかよく分からない





そもそも、何を考えているのか
1番分かりにくいタイプだし









ｼﾞﾐﾝ「やっぱり、気になるなぁ。Aさんのこと。」









私の顔を
覗き込むように見つめるジミンくん



その目は、いつもの可愛いあの目じゃない




思わず、どきっとしてしまった自分が恥ずかしい





平然を装うけど
全てを見透かしてるように微笑むジミンくんは




全然、可愛い年下の後輩なんかじゃない







ユンギやテヒョンくんの言葉が
頭に浮かぶ








"ジミンだったら、こんなんじゃ済まないよ? "




"ジミンのほうがたちわるい"






....今なら、その言葉の意味が分かるかも。

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