あなたは推しです。［JK］ (ページ3)

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3.リンside ページ3

今は昼休みで、Aとごはんを食べてたらジョングク君がAに話しかけてきた。

Aは最初ぼけーっと顔を見て、慌ててノートを回収してた。

リン「…良かったじゃん。話せて」

私はニヤニヤ笑って言った。

A「…緊張しすぎて、あまり覚えてない。けど、近くで見たジョングク君、かっこよかった…」

思わず私は苦笑い

…A鈍すぎじゃない？

声になるのを必死で抑えて、そう考える

英語の係はAと男子の2人で、あの男子とはジョングク君仲良いのにわざわざAに出しに来たんだよ？ジョングク君の性格上なんとも思ってなかったら迷わず男子の方に出すと思うけど、

あと休み時間にわざわざAの後ろの席で友達と話してチラチラ見てるのも知ってる。

これ、本当にA気づいてないのかなあ

まあ、あの子ぽやぽやしてるからそんなこと考えてなさそうだけど

ジョングク君は彼女が今いるってAは信じてるけど、告白して振られた女子が噂流してるだけ。彼女は高校入ってから1人も作ってないよ。

あとAが彼氏出来ないって言ってたけど、普通はAみたいな可愛い子には言いよる男がたくさんいる。けどジョングク君が牽制してるから男は手が出せないんだよね

なんでこんなに詳しいかって？

ジョングク君と私は幼なじみだから。

学校ではアイツ性格作ってるからあまり話さないけど家着いたらAのことを散々電話で聞かされる。

私は牽制するくせに手は出さないってジョングク君が気に入らないからAとジョングク君の恋のキューピッドにはならない。

Aもアイツと付き合ったら愛が重すぎて多分引くよ。

　

だから私は今日もただ見ているだけ。

　

　