ビッグ3のお目付け役 (ページ8)

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神の怒りページ8

NOside
『ハデス』

ハデス《よぉ、チビ》

冥界の神、ハデス。

『ポセイドン』

ポセイドン《…………》

海と大地の神、ポセイドン。

『ゼウス』

ゼウス《うむ》

最高神、ゼウス。

『ヘラ』

ヘラ《はい、A様》

神々の女王、ヘラ。

『アテナ』

アテナ《あぁ、此処に！》

戦の神、アテナ。

『アポロン』

アポロン《えぇ》

芸術の神、アポロン。

『アフロディーテ』

アフロディーテ《ウフフ、はい》

美の女神、アフロディーテ。

『アルテミス』

アルテミス《はぁい》

月の女神、アルテミス。

『釈迦』

釈迦《はいよ》

仏教の神、釈迦。

『主な戦力はこんな感じかな？』

ジーニストのサイドキック達は目を見開いた。

目の前には神と崇められる者達が居るからだ。

アフロディーテ《おい、人間。貴様、私達のご主人をこき使うんじゃないわよ！おかげでこっちは予定が台無しよ！》

アテナ《まぁまぁ、アフロディーテ。この後沢山話を聞いてもらえるんだからいいじゃない》

ヘラ《そうですよ。それに人間は100年ぽっちしか生きないのです。今を楽しむのは良い事ですわ》

アルテミス《アフロディーテ短気〜》

『凄い楽しそうに話すね』

それを横から見ている男神。

ゼウス《愛いく育ったな、Aよ》

ハデス《確かにな、これなら冥界に来てもすぐ分かりそうだ》

ポセイドン《くだらん。俺は帰るぞ》

釈迦《けど本当は誰よりも呼ばれて嬉しいくせに〜》

ポセイドン《死ね》

Aは思った。

『やかましくね？』

と。

『何時もは一斉に呼んでも静かなのになんで今日はそんなにやかましいんだ？』

アテナ《まさか、忘れたのか？》

『ん？なんか予定でも入ってたか？』

神《《《《…………》》》》ｶﾀｶﾀｯ

神達は無言でカタカタと震えだして。

『(嘘だろ？そんなデカい約束してたのか、俺は……。けど全く心当たりがない)』

ウンウンと唸るAに今度はハデスが質問をした。

ハデス《本当に覚えてないのか？大事な日だぞ？》

Aは首をポセイドンの方に向けた。

ポセイドン《余では無い》

『(え？違うの？)』

ゼウス《本当に覚えておらんのか？》

『分かってるんならこんなに考えてないよ』

ヘラ《明日はなんの日ですか？》

『明日？“なんかあったか？”』

この一言でその日一日は天気が大荒れだった。

主にAの所為である。