ビッグ3のお目付け役 (ページ21)

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迷惑ページ21

Aside
12km障害物競走が終わったのが11時半だった。

『(10時に開始して約1時間半か……)』

少し早いが昼休憩を挟むらしい。

ミリオ「お腹が空いた！お昼食べに行こう！！」

環「ミリオ、ヨダレ出てるぞ」

ねじれ「ヨダレが出るほどお腹が空いてるの？」

『相変わらず騒がしいなぁ。で？お前達飯どうするんだ？』

俺は生憎先生方とこの後の話し合いをする為3人とは飯を食えない事を話し待っている先生方の方に向かった。

相澤「悪いな、昼飯の時に」

相澤先生はそう言うと恐らく自分の昼飯であろうゼリーを渡してきた。

『………フルーツゼリーですか？珍しいですね』

相澤「さっきオールマイトさんが持ってきてくれたんだがこういう手のゼリーなら10秒で飲めるゼリーがいい」

あぁ、世に言う10秒チャ〇ジってやつか。

『それはそうと、この後の話なんですけど』

その瞬間。

？？「あらA君じゃない！」

？？「あぁ、本当だ、A君！」

この世で1番聞きたくなかった言葉を聞いた。

根津「おや？レディ・キャンバス、ミスター・タイム」

そう、俺の“親”。

母付喪春代、ヒーロー名レディ・キャンバス。

父付喪明宏、ヒーロー名ミスター・タイム。

2人でＮｏ．13の座に座っているヒーローだ。

『…………………』

春代「A君恥ずかしいの？」

明宏「さっきの障害物競走、流石の一言だったよ」

相澤「A……？」

流石の相澤先生も声をかけるしかないよなぁ。

『邪魔だ、近寄んじゃねぇよ。あと、気安くA呼ぶじゃねぇ、目障りだ、俺の視界に入ってくんな』

俺は冷めた目で彼奴らを睨みつけた。

春代「ッ…………」

明宏「わ、悪かった。だから母さんだけでも」

イライラする。

『外ズラだけでも良いように見せようってか？きっしょくわりぃな、うぜぇんだよ早く消えろよ』

もう一度彼奴らの方を睨むとバツが悪そうにその場を去った。

相澤「お、お前反抗期なのか？」

相澤先生は少しオドオドしながら俺の方を見た。

さて、なんて答えるかな。

『…………反抗期？まさかァ。俺はホントの事を言った迄ですし、好感度あげようとしたあっちが悪い』

相澤先生にそう言うと先生は俺と目を合わせてくれなかった。

『今の内緒でお願いしますね』

俺は人差し指を口の前に立ててそう言ったあとゆっくりと会議室に向かった。