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「お礼といってはなんですが僕がAを乾かしてあげましょう」
『あ、ほんとに?やった』
「僕のドライヤーの腕前はどうでしょう」
『最高でーす』
さっきと同じように声を少し大きめにしながら他愛もない話をしたらあっという間に髪が乾いた。ちょっと名残惜しいな、なんて思っちゃったりもしながら。
『やってくれてありがとね』
「いえいえ。一回乾かしてみたいなって思ってたから一石二鳥だよ。」
『えー、そんな事思ってたの?言ってくれたら全然頼んでたよ?』
「なんかそれ言うの照れるじゃん」
言がそんなこと思ってたなんて知らなくてちょっとびっくりした。これからはときどき言に乾かしてもらっちゃおっかな、なんて。
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「さっきAが言ってたさ乾かすの久しぶり誰のこと?」
『あぁ、誰に対してやってたかってこと?』
「まあ、うん」
『あれ妹のことだよ?』
「あっ、え?」
『あれ?もしかして元彼とかと思ったの?』
「いや、別に誰か気になっただけだから」
『耳が赤いぞ東言くんよ』
「それはさっきドライヤーしてもらったからだから!」
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シラユキ。(プロフ) - Sさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しい限りです。東兄弟のお話ですね。了解しました。遅くなるかもしれませんが書こうと思います! (4月5日 14時) (レス) id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
S - 問ちゃんとのお話、とても面白く問ちゃんっぽくて、とても良かったです!東兄弟のお話をもっとたくさん読みたいです。もしよろしければよろしくお願いします! (4月4日 21時) (レス) @page6 id: 5888c9980a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルタイル | 作成日時:2024年3月27日 14時