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そんな照れ臭いことを言ったあとふくらさんはこう言った。
「花びらってどう持ち帰るのが正解なんだろう」
『あ、確かに。意気揚々と捕まえちゃったけどどう持って帰ろう。ずっと手に持ってるわけにもいかないしポケットにいれてもしなっちゃうし。』
「こういうものってやっぱり儚いからいいのかな。綺麗な瞬間を見て、欲しいと思うけどその綺麗な瞬間を持ち帰れるわけじゃないし。」
『そう言われてみればそうですね…じゃあこの捕まえた花びらとはさよならしちゃいましょうかね。よくよく考えれば来年も捕まえれるし』
「そうだね。というかこんなゆったりしてる場合じゃなくない?買い物頼まれてるんだから」
『うわ、そういえばそうでしたね。そろそろ行きましょうか』
目の前の桜に気をとられすぎて本題を忘れていたが、楽しかったからまあいいか。こんな少しの遅れ誰にも気づかれないだろうし。
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『というかさっきのあの発言なんなんですか』
「ん?さっきのって?」
『頭についた花びら持って帰ろっかなみたいなやつですよ!』
「いや、A見てたら僕も欲しくなったから」
『だからと言って私についてたやつじゃなくてもいいじゃないですか!あと名前!一応仕事中ですよ!』
「いいじゃん別に誰も聴いてないよ」
『花びらの件流された…』
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シラユキ。(プロフ) - Sさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しい限りです。東兄弟のお話ですね。了解しました。遅くなるかもしれませんが書こうと思います! (4月5日 14時) (レス) id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
S - 問ちゃんとのお話、とても面白く問ちゃんっぽくて、とても良かったです!東兄弟のお話をもっとたくさん読みたいです。もしよろしければよろしくお願いします! (4月4日 21時) (レス) @page6 id: 5888c9980a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルタイル | 作成日時:2024年3月27日 14時