第181話 サッカーは楽しいんだって ページ32
、
「よーし、みんな木暮に続け！この勢いで、もっともっと強くなろうぜ！！」
「おー！！」
円堂の言葉に、みんなが気合十分な声を上げた。
「俺さ、サッカーやっててよかった！染岡とも出会えたし、こんなに仲間が増えた！サッカーってやっぱ、面白えって思った！だから宇宙人にも、サッカーは楽しいんだって教えてやろうぜ！！」
円堂はみんなを見回しながら、明るく笑って、まっすぐにそういった。
「そうすれば、みんな平和にサッカーできるじゃないか！！」
「賛成っす、キャプテン！！」
「お前も、楽しもうってよく言ってたよな」
染岡は吹雪を見ながら笑って言った。吹雪は微笑んで、「まあね」と言った。
「みんな、練習再開だ！！」
「おーっ！！」
みんながグラウンドを走り出す中、Aは近くのボールを拾い上げた。その顔はまだ少し曇っている。
「睦月」
風丸に支えられたままの染岡が、Aのもとに歩いてきた。
「そんな湿気た顔するなよ。お前のシュート、宇宙人に見せつけてやれ！！」
Aは染岡を見つめ、薄く微笑んだ。
「……ああ。染岡のぶんまで、もっと、強くなって、頑張るよ！」
─────
それから数日感、みんなは練習を続けた。
そしてついに、稲妻町を発つ日がやってきた。
「今度は大阪かぁ〜」
「敵のアジトがあるらしいぜ」
「すごいッスね！乗り込んでこっちから攻撃するッスね！」
理事長が、雷門イレブンのみんなを見た。
「気をつけていってくれたまえ！吉報を待っているぞ！」
「はい！行ってきます！！」
みんながぞろぞろとキャラバンに乗り込む中、吹雪と、松葉杖をついたままの染岡が向かい合っていた。
「また、楽しいサッカーできる日を……」
「おう、待ってろよ！」
二人は力強く握手を交わした。
そして、ついにキャラバンは発進した。
「頑張れよ、みんな……」
染岡がキャラバンに向かって大きく手を振った。みんなもそれに答えるように、手を振り返した。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無名(プロフ) - ヤギさん» 返信が遅れてしまいごめんなさい😭🙏嬉しいですありがとうございます…😭😭🙏🙏💕💕 (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても面白くて最初からここまで一気に読んでしまいました、応援してます！ (2022年6月1日 4時) (レス) @page2 id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無名 | 作成日時：2022年5月9日 22時
