第164話 スペシャルゲスト ページ15
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「で？あなたの狙いは何？」
「なーに、あんたらを真・帝国学園にご招待してやろうってのさ。あんた、鬼道有人だろ？」
不動は鬼道を見てニヤッとした。
「うちにはさ、アンタにとってのスペシャルゲストがいるぜ」
「スペシャルゲスト？」
「ああ。かつての帝国学園のお仲間だよ」
「なに…っ！？」
鬼道は怒りに拳を握りしめて「ありえない…！」と呟いた。
「影山の汚さを身を持って知っている帝国学園イレブンが、あいつに従うはずがない！」
かつて、フットボールフロンティア予選決勝で影山が仕組んだ鉄柱が落ちていく様子を、帝国学園の選手たちは目の当たりにしている。そして、影山にはもう従わないと、彼ら自身の意思で告げた。
「そうだ！絶対ありえない！」
「下手な嘘つくんじゃねえよ！」
「ハァ？だったら俺の目がおかしいのかなァ」
「貴様…誰がいるっていうんだ、誰が！」
不動は鬼道を見てまたニヤッとした。
「おいおい、教えちまったら面白くないだろ？ついてからのお楽しみさ。くくっ…」
──────
それから不動がキャラバンに乗り、真・帝国学園までの道案内をすることになった。
「どこにあるの？真・帝国学園は」
「俺の言うとおり走ってりゃ着くよ。……あ、そこの門から入ってくれよ」
近くのにあった門から奥に入ると、そこは埠頭だった。キャラバンが停止すると、みんながそこに降りた。しかし、辺りは一面ただの海で、真・帝国学園などという学校は見当たらない。
「どこにも学校なんかないじゃないか」
「テメェ、やっぱ俺達を騙したのか！」
「短気な奴だな」
不動がため息まじりにそう言って一歩前に出た。
「真・帝国学園だったら──ほら」
不動が海の方を指差した。
その瞬間、ドーンッという凄まじい音と水しぶきが巻き起こり、海の中から巨大な潜水艦が現れた。
「これは……！！」
潜水艦には、真・帝国学園を表す旗が立っていた。
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無名(プロフ) - ヤギさん» 返信が遅れてしまいごめんなさい😭🙏嬉しいですありがとうございます…😭😭🙏🙏💕💕 (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても面白くて最初からここまで一気に読んでしまいました、応援してます！ (2022年6月1日 4時) (レス) @page2 id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年5月9日 22時
