第151話 お受けいたしましょう！ ページ2
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「で、どうする？」
夕方頃、キャラバンの前で、Aたちは集まって話し合い始めた。
「どうするって言ったって、漫遊寺があれじゃあな…」
「全然分かってないんだもんなぁ」
円堂は顔を上げてニッコリした。
「考えても仕方ないさ。俺達は俺達で、今できることをするだけだ！」
「できること？」
「特訓だな」
「ああ、相手はエイリア学園のファーストランクチーム！こっちももっと特訓して強くならないとな！」
「ああ！」
みんなが頷いた。
「そうと決まれば、さっそく練習場所を探そう！」
「練習場所ならあるよ」
吹雪が言った。周りにまた女子がいる。
「この向こうに川があって、その河川敷でならサッカーできるって。ね」
「はい！」
吹雪が笑いかけると、女の子たちは頬を赤らめて微笑んだ。
「また何かあったら、よろしくね」
「はーい！」
「………………」
─────
翌朝、早くからイプシロンは姿を現した。
漫遊寺中学校の上空で、禍々しい空が怪しく光っている。
「何度言われても答えは同じです」
漫遊寺中のグラウンドで、漫遊寺サッカー部の10番、影田がデザームに語りかけていた。
「私達に、戦う意思はありません」
「ならば仕方ない」
デザームは手に持っていた黒いサッカーボールを掲げた。それを、イプシロンの選手が強く蹴り飛ばした。
それは漫遊寺中の校舎に一直線に打ち込まれ、やがて大きな音を立てて、校舎の一部が崩れた。
「私達の学校が……！！」
影田が振り向きデザームを睨みつけると、デザームは怪しく笑った。
「…………やむを得ません」
影田は言った。
「──その勝負、お受けいたしましょう！」
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第152話 木暮くんなら大丈夫→←第150話 戦うつもりはありません
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無名(プロフ) - ヤギさん» 返信が遅れてしまいごめんなさい😭🙏嬉しいですありがとうございます…😭😭🙏🙏💕💕 (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても面白くて最初からここまで一気に読んでしまいました、応援してます！ (2022年6月1日 4時) (レス) @page2 id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年5月9日 22時
