第405話 力の流れが変わった ページ6
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「睦月！さっきの見てたぜ！あとで俺にも受けさせてくれよ！！」
「ああ」
円堂たちの方に向かうと、目を輝かせた円堂がAのほうに歩いてきて、元気良くそう言った。しかし、タイヤを体に巻きつけていると、やはり異様な光景だ。
「いいシュートだった」
「ありがとう」
腕を組んで立っていた鬼道が微笑みながら言った言葉に、Aは素直に礼を言った。
「燃えてきたーっ！！俺も絶対、新技習得してみせるぜ！よーーしっ、来い睦月！！」
円堂がぐっと構えると、近くにいたアフロディが、足元のボールをAのほうに蹴った。
Aはそれを受けとると、円堂に向けてノーマルシュートを打った。円堂が片足で踏み出し、勢い良く頭をボールめがけて突き上げた瞬間、円堂の頭上に大きな拳が見えた気がした。ボールは弾かれた。
「よし…！」
「決まった！」
「Aさんに触発されて……力の流れが変わったね」
アフロディが頷いて微笑んだ。
「この感じ…！これだ！」
立向居たちが、うれしそうに円堂の方へ駆けてきた。
「円堂さん！掴めたんですか！？」
「ああ！体中、熱くなってきてるんだ！」
「必殺技で試してみるか？」
「おう、頼む！」
鬼道の言葉に円堂は大きく頷くと、自分の体に巻きつけていたタイヤを外して、改めて鬼道たちの前に立った。円堂の目線の先には、鬼道の他に、一ノ瀬、豪炎寺が立っている。
「こいつを打ち返すパワーがあれば本物だ」
鬼道は指笛を鳴らし、足元のボールを蹴った。地中からペンギンが飛び出す。
「“皇帝ペンギン”──」
「“2号”！」
一ノ瀬と豪炎寺が同時にボールを蹴った。円堂めがけてシュートが打ち込まれる。円堂は大きく構えた。
「うおおおおおっ！！」
円堂が踏ん張り、頭を前方へ大きくつき出した。今度こそしっかりと、円堂はそのボールを打ち返した。
「できた……！！よっしゃぁ───っっ！！」
円堂がよろこびこ声を上げると、みんなも「やりましたね！！」「すげーじゃねぇか！！」「さすがッス！！」と次々に賞賛の声を上げた。
「やったね円堂くん！！」
「今日だけでA先輩とキャプテン、二人も新技を完成させましたよ！」
「“究極奥義に完成なし”。見事にヘディング技を進化させたわね！」
マネージャーたちが嬉しそうに笑った。
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
