第448話 波が引いたぜ ページ49
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風丸のボールを奪おうと、綱海が攻め上がる。
「円堂をボールでふっ飛ばして、なんとも思わねえのか！？そんなにエイリア石が大事なのか！？」
「ッ───お前に何がわかるッ！！」
風丸は歯を食いしばり、綱海を突き飛ばした。綱海は地面に叩きつけられた。
「──いや、僕達だからこそわかる」
吹雪が立ち上がり、風丸を見ながら微笑んだ。
「何…っ？」
「俺、このチームが好きだ！」
「そして、心からサッカーを愛する円堂が好きだ！ あんたたちと同じなんだ！！」
木暮、塔子も必死に彼らに訴えかける。
「同じ……？」
「キャプテンたちに出会えたから、今の僕があるんだ！」
風丸の心臓が、ドクンドクンと脈を打つ。感じる違和感に、風丸は動揺していた。
「“パーフェクト・タワー”！！！」
綱海、木暮、塔子の三人によるディフェンス技で、風丸がボールを奪われた。綱海は前方を見て、ニヤッと笑った。
「っしゃあ……！波が引いたぜ！」
「行けっ！綱海！！」
塔子から綱海へとパスが渡った。
「“ツナミブースト”！！」
綱海が、味方陣内からロングシュートを打った。
「“ダブルロケット”！」
これは弾かれたが、弾かれたボールはすぐに吹雪が拾った。
「“ウルフレジェンド”！ うおおおおーーーーッ！！」
素早い反撃で、杉森の反応が遅れた。吹雪のシュートがダークエンペラーズのゴールへと突き刺さり、ついにダークエンペラーズから一点をもぎ取ることに成功した。
更に、ダークエンペラーズ陣内に吹雪と豪炎寺が攻め上がり、綱海からボールが回された。
これは、ザ・ジェネシス戦で二人が編み出したシュート技──
「“クロスファイア”────！！！！」
「“ダブルロケット”！」
杉森のダブルロケットは打ち砕かれ、ついに雷門が同点に追いついた。
「何をしているのです！」
研崎が苛立った様子でダークエンペラーズの選手たちに叫んだ。
「なんのためにエイリア石の力を与えてやったと思っているのですか！もっともっとお前たちの能力を見せつけてやりなさい！」
「そうだ………」
風丸はキッと表情を険しくさせた。
「俺達の力はこんなものじゃない！！」
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第449話 “ダークフェニックス”→←第447話 波のようなリズムを
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
