第431話 エイリア学園の黒幕 ページ32
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みんなはキャラバンに乗り、富士山に行く前にAの家に寄ってみることにした。そこで一度キャラバンから降り、Aの家のインターホンを鳴らした。しかし、反応はない。むしろ、部屋の中に人がいる気配すら、感じないような気すらした。
「……睦月……大丈夫かな」
「──みんな、キャラバンに乗って。出発するわ」
瞳子監督が言った。
「これ以上待っても、仕方がない。時間が過ぎていくだけよ」
監督の言葉にみんなは表情を曇らせた。
「……そうだな。睦月は……残念だけど……」
円堂がそう言うと、みんなも顔を見合わせ、頷いてキャラバンに乗り込み始めた。
「…………」
豪炎寺はその場に立ったまま、怪訝そうな顔で扉を見つめた。
しかし、円堂たちに呼ばれると、豪炎寺はゆっくり顔を背け、みんなと同じようにキャラバンに乗り込んだ。
みんなの顔は暗かったが、円堂は元気づけるように、みんなを見回した。
「大丈夫だって！ 仮に睦月が今回のことに納得してなくて来ないんだとしても、それは睦月が悪いわけじゃない！ だろ？」
「……うん……そうだな。そうだよ。円堂の言うとおりだ」
塔子も頷いた。
「一応、Aちゃんにメールしておくわ」
秋は携帯を取り出して、A宛にメールを送り始めた。
それからの富士山麓までの道のりを、みんなはキャラバンの中で、リラックスして過ごした。
これから迎えるであろうジェネシスとの決戦に向けて、みんなの決意はもう固まっていた。
ただそこにAの姿がないことへは、誰もが疑問と不安を抱きながら……
──────
「監督、ここが目的地ですか？」
「ええ」
みんながたどり着いた先は、監督の言うとおり、富士山麓だった。そこに、確かに不思議な建物が建っている。その姿は、UFOにそっくりだ。
「みんな、行くぞ…！」
「待て」
その時、突然、響木さんが現れた。
「この人は…？」
「雷門中をフットボールフロンティア優勝に導いた、響木監督……」
「俺はこれまで、エイリア学園の謎を探っていた」
響木監督が静かに言った。
「そして、やっと答えに辿り着いたんだ」
響木さんは、瞳子監督を指差した。
「──エイリア学園の黒幕は、お前だ！」
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
