第430話 気持ちはみんな同じ ページ31
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次の日の早朝。雷門中のグラウンドの近くに停めてあるキャラバンに円堂が向かうと、そこにはみんなの姿があった。
「みんな……！」
円堂はみんなのほうに駆け寄った。
「一之瀬たちと……睦月がまだだ」
「そうか……」
「あっ！いてるいてる！ほらっ、ダーリン！」
その時、キャラバンの裏の方から声がした。みんながそちらを振り向くと、リカが一之瀬の手を引っ張って、みんなの前に連れてきたところだった。そのあとから、土門も一緒にやってきた。
「よぉ……」
「一之瀬、土門、リカ！おはよう！」
「おはよう！」
三人はにっこり笑った。一之瀬と土門は少し照れくさそうだ。
「まあ、なんつーか……考えたんだ。目をそらしちゃいけないってな！」
「土門……！」
「エイリア学園との戦いの意味を知りたい。その気持ちはみんな同じよ！」
一之瀬は笑って頷いた。
「そういうことだ。俺達も一緒に行くよ！」
「そうか！そうこなくっちゃな！！」
「ウチも忘れんといてな！ ダーリンあるところにウチありや！」
リカがぐっと親指を立てながら明るく笑った。
そんな中、豪炎寺は静かに辺りを見回し、眉をひそめた。
「あとは睦月だけだが…」
鬼道が呟いたその時、瞳子監督がキャラバンの方へと歩いてきた。
「監督！」
「みんな、いいのね」
監督の言葉にみんなは頷いた。時刻は、たしかに8時を指していた。
「ただ、監督。A先輩がまだなんです」
音無が不安そうに言うと、監督は少し考え込んだ。
「……あと十分だけ待ちましょう。それで来なければ、出発するわ」
「A、どうしたんだろ……」
塔子が顔を曇らせた。
「一人くらい、納得行かないままの人がいても不思議じゃないんじゃねーの？」
「でも、Aちゃんはそんな子には見えないけど……」
木暮の言葉に、秋が首を横に振って、不安そうな顔をしながら言った。しかしそれから5分ほど経っても、Aの姿は見当たらなかった。
「……俺、睦月の家に行ってくる！」
「あ、ちょっ、円堂くん！」
秋が慌てて止めるのも聞かず、円堂は門の方へ向かっていったが、すぐに戻ってきた。
「そういや俺、睦月の家知らないや……」
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
