第425話 攻撃の突破口 ページ26
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「アフロディ！」
鬼道からアフロディにボールが渡り、アフロディが前線へと攻め上がると、さっそくボンバとゴッカがアフロディの前に立ちふさがった。
「(確かに、強力なディフェンスだけど──フローズンスティールとイグナイトスティールの間に生まれる、一瞬の間。そこを僕のスピードで突けば、破れないことはない！)」
「“イグナイトスティール”！！」
「──今だ！」
アフロディがボンバのイグナイトスティールをかわした。
「“フローズンスティール”！」
「ぐっ……！」
しかし、やはりゴッカのフローズンスティールで躓いてしまう。
「アフロディ！」
「大丈夫だよ！さあ、どんどん僕にボールを集めて！！」
またアフロディへとボールが渡った。
「攻撃の突破口は……僕が開く！」
「“イグナイトスティール”！」
「“フローズンスティール”！」
しかし、それを突破することは決して容易くない。
アフロディの言うとおりみんなは彼にボールを集めたが、アフロディは既に何度も彼らの技を食らっており、ひどく疲弊している。
「アフロディ！」
またもアフロディが弾き飛ばされ地面に叩きつけられたとき、Aは慌てて駆け寄り、アフロディを助け起こしながら言った。
「アフロディ、無茶だ！ このままじゃ身が持たないぞ！」
「平気さ……僕が……僕が、必ず突破してみせる！」
アフロディは立ち上がり、息を切らしながらもそう言った。Aはぐっと口を噛み、アフロディを見つめた。
「また僕にボールを集めて。僕に任せてほしいんだ！」
「アフロディ……」
試合再開後、またアフロディへとボールが渡り、アフロディは攻め上がった。その前方には、やはりゴッカとボンバの二人が立ちふさがっている。
「今度こそ…！」
「これで終わりだ！」
「アフロディ………！！」
その時だった。
ゴッカとボンバ、アフロディの間に、突然、黒いボールが落ちてきた。そのボールは三人を吹き飛ばした。
「あれは…！」
「みんな楽しそうだね」
頭上から声がした。そちらに目を向けたとき、そこには、グランが立っていた。
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第426話 ジェネシスに“選ばれた”→←第424話 僕にボールを集めて
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
