第413話 宇宙最強が誰なのか ページ14
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ガゼルとバーンが、同じチームのユニフォームを着ている。以前見た彼らは、それぞれ別のチームを率いていたはずだ。それに、見たことのない選手が混じっている……
「猛き炎、プロミネンス──」
「深淵なる冷気、ダイヤモンドダストが融合した、最強のチーム！」
バーンとガゼルが言い放った。
「我らカオスの挑戦を受けろ！」
「宇宙最強が誰なのか、証明しよう！！」
彼らは2日後、帝国スタジアムで待つと言葉を残し、眩い光に包まれて消えていった。
雷門イレブンは一度キャラバンで雷門中まで戻り、監督に事情を伝えた。ダイヤモンドダストとプロミネンスが手を組むという謎の事態の真相は分からないままだったが、試合を申し込まれた以上、真正面から戦う以外に選択肢などない。
その次の日からは、また雷門中のフィールドでの特訓が始まった。
「よーし、今日も気合い入れていくぞ！」
「おーっ！」
円堂の言葉に、みんなが元気よく返事をした。鬼道が一歩前に出て、みんなに指示を出した。
「カオスとの試合は明日。今日は課題を絞って練習する。円堂と土門は、俺デスゾーン2の強化。立向居と綱海は、引き続きムゲン・ザ・ハンドの完成を目指してくれ」
「はい！」
「こいつは俺に任せときな！」
綱海が立向居の肩を叩きながらニッコリ笑った。
「他の者は、豪炎寺とアフロディ、睦月を中心にフォーメーションを確認だ！」
「はい！」
──────
各々での練習が行われ、Aたちも他のメンバーと一緒にフォーメーションの確認をしていたその最中、ベンチで練習を見ていた吹雪がグラウンドの外へと出ていくのが見え、みんなは立ち止まった。
「吹雪……」
Aはじっと吹雪を見つめた。
失った兄弟の人格は、今もまだ吹雪の中にいる。それを克服するのは、きっと想像より遥かに難しいのだろう……
その日の練習では、夕方まで、吹雪は帰ってこなかった。Aは練習を終えたあとジャージに着替えて、雷門中を出るため門の方に向かった。
「Aちゃん、どこか行くの？」
「あ、うん」
秋に話しかけられたAは振り返って微笑んだ。
「ちょっと散歩だ」
「そう……分かったわ。暗くならないうちに帰ってきてね！」
「ああ」
Aは秋の言葉に頷き、門の方へ歩いた。本当は、吹雪を探しに行くつもりだったのだ。
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
