第446話 こんなの絶対間違ってる ページ47
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「お前たちが動けば、あいつらも動く。それを繰り返すんだ」
「……」
「切り札は、綱海だ」
「えっ、俺！？」
突然自分の名前を呼ばれ、綱海は戸惑ったように返事をした。
「ああ。お前のことはあいつらも読み切れないだろう」
「うん……そりゃそうだ。睦月以外、誰も俺のこと知らねえからな」
「でも、逆に言うと、Aには読まれる可能性があるぞ……どうするんだよ？」
塔子が困ったように言うと、ずっと考え込んでいた豪炎寺が口を開いた。
「その事なんだが」
みんなが豪炎寺を見た。
「睦月は、俺達の動きを読むことはできないかもしれない」
「えっ？」
豪炎寺は、向かいのベンチにいるAを見た。Aは、またも無表情のまま、その場に立っていた。
「俺達の動きを読み、ボールをカットしていたのは風丸たちだ」
「確かにそうだけど……」
「でも、ウチらの動きが読めないって、どーゆー意味？」
リカが首を傾げると、豪炎寺は眉をひそめたままうつむいた。
「睦月は……操られているのかもしれない」
「操られてる！？」
「よく見てみろ。風丸たちに比べて睦月はほとんど言葉を交わさない。普段の睦月とあまりに違いすぎる。それに、“雷門を排除するのが使命”だと言っていた」
「使命、って……」
秋が息を呑んだ。
「……確かに、一時離脱した風丸たちとは違い直前までチームに加わって戦っていた睦月がダークエンペラーズにいるのは不自然すぎる」
鬼道が考え込み、難しい顔をしながらも答えた。
「じゃあ、本当にAちゃんは……」
「昨日の解散後か、もしくは今朝、奴らに攫われていたのだとしたら……姿を見せなかった理由も、納得できる」
「許せない……」
円堂が唇を噛み、拳を握り締めた。
「風丸たちだけじゃなく、睦月を強引にチームに引き入れてまでこんなことをするなんて……！こんなの絶対間違ってる！」
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第447話 波のようなリズムを→←第445話 “風になろう”って
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
