第417話 地上最強の仲間たち ページ18
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円堂が木の枝にくくりつけたタイヤ。これは、円堂がキーパーの特訓をするためによく使っていたものだ。そのタイヤを豪炎寺が力強く蹴って受け止めてみせると、綱海は目を輝かせた。
「おおーっ、すっげえな豪炎寺！おーし、今度は俺の番だ！」
「分かった、じゃあパワー勝負だ」
綱海の横にいたAが「私もやる」と答えると、綱海は嬉しそうに笑い、Aの肩にガッと腕を回した。
「はっはっは！大丈夫かよ睦月！そんな細っこい体で！」
「なっ、バカにするなよ！力はある方だぞ！」
「よーし、その意気だ！！」
「綱海、睦月と距離が近すぎる。もう少し離れろ」
「おっ？」
──────
翌日、カオスとの試合のため、雷門イレブンは帝国スタジアムへと向かった。まだカオスの姿はない。みんなはユニフォームに着替え、それぞれ準備を済ませていた。
「そろそろ来る頃だな…」
「円堂、遠慮はいらないぞ。チャンスがあればどんどん上がってくれ」
「決めてやろうぜ。デスゾーン2！」
「ああ！」
円堂が、鬼道と土門の言葉に頷いた。
少しすると、2日前と同じように空から黒いサッカーボールが降ってきた。
「……来たな」
紫の土埃から姿を現したカオスの先頭に立つバーンとガゼルは、不敵に笑っていた。
「おめでたい奴らだ」
「負けると分かっていながら、のこのこ現れるとは。──円堂守！」
ガゼルが一歩前に出た。
「宇宙最強のチームの挑戦を受けたこと、後悔させてやる！」
「負けるもんか！ 俺にはこの、地上最強の仲間たちがいるんだ！」
「───勝負だ！」
それぞれがポジションにつき、試合が今まさに始まろうとしていた。
ダイヤモンドダストとプロミネンスから精鋭ばかりを集めた混生チーム、ザ・カオス……しかし、雷門も新たに円堂をリベロとしてフィールドメンバーに加え、フォーメーションを一新している。
彼らに勝てる可能性は、決してゼロではない。
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第418話 カオスの実力→←第416話 そういうことにしておこう
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
