第007話 勝つかも ページ8
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「あ、あのさ……それで、壁山はどうするんだ？」
Aが苦笑いしながら聞くと、みんなは顔を見合わせた。
その時、顧問の冬海先生が走ってきた。
「円堂くん！！どうなっているんですか！？」
「冬海先生。えーと……今壁山がトイレに──」
「もう！これ以上お客様を待たせられませんよ！さっさと！」
「あ、は、はい！わかりました！！みんな、行くぞ！！」
部員が走って校舎内に去っていくのを見ながら、秋とAは顔を見合わせ、肩を竦めた。
─────
数分後、壁山を引き連れて部員たちが戻ってきたため、やっと試合ができることになった。
「あのー」
その時、ベンチに一人の少女がやってきた。手にメモ帳とペンを持っている。
「ここで一緒に見ててもいいですか？ 私、新聞部の音無春奈です！どうぞよろしく！」
「あ、取材ね！どうぞ！」
秋がニッコリ笑い、Aは少し詰めて春奈のスペースを空けた。
「やっと十一人揃ったんですね。よかった！」
「うん！」
秋が嬉しそうに笑った。
「それで？」
「………それで？」
「勝つ自信ありますか？」
「勝つ自信………」
春奈の取材に、秋は自信なさげだ。
「あるかないかって言われたら………ない」
「ああ、やっぱり！」
「でも──」
秋はグラウンドに並ぶメンバーたちを見ながら微笑んだ。
「あの円堂くんとみんなを見てると──勝つかも。なんだか、そんな気がしてきちゃうのよね。まだまだ、始まったばかりのサッカー部だけど」
秋のコメントに、春奈はかっこいい〜と感嘆の声を上げ、スラスラとメモ帳にコメントをメモし始めた。
「今のコメント、使わせてもらいますね！」
秋が恥ずかしそうにしながら困惑した。
「これより、帝国学園対雷門中学の練習試合を始めます！ではキャプテン、コイントスを──あっ！鬼道くん！」
審判が言い切る前に立ち去ろうとする鬼道を審判が呼び止めた。
「コイントスを！」
「必要ない。好きに始めろ」
「なんだか感じ悪いな。あいつ」
Aが腕を組みながら鬼道を見た。春奈がなんだか鬼道をずっと目で追っているような気がしたが、Aは気づかないふりをした。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
