第004話 見るほうが好きなんだ ページ5
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「えーと、というわけで、これからよろしくな」
次の日の放課後、部室にてAは、「睦月Aだ」と部員たちに挨拶をして、キャプテンの円堂と握手をした。
「おおお〜〜〜ッ！ありがとな！！スッゲー助かるよ！」
ブンブンとAの手を上下に振りながら嬉しそうに握手した円堂に、Aは少し戸惑いつつ微笑んだ。
部員の染岡が、じーっとAを見つめていた。
「……男？」
「女だよ。ほら、隣のクラスのさ、一年の時から噂になってた男子顔負けのモテモテ女子」
半田が答えると、染岡は半信半疑でAをまじまじと見た。Aは笑った。
「なんだよ、疑ってるのか？ 確かによく男に間違われるけど……ちゃんと女子の制服着てるだろ」
「ど、どう見ても女装してる男にしか見えねぇ……」
「染岡くん」
失礼よ、と秋が止めた。
Aはいつもジャージばかり着ていたが、今日は制服だ。もちろん、女子なのできちんとスカートを履いている。
しかし、前ボタンの上を一つ開け、リボンはつけていない。スカートも少し短めで、着崩している。これが一番、Aにとっては動きやすいスタイルなのだ。
「せっかくなら選手として入ってくれればよかったのに。睦月先輩って運動神経抜群なんですよね？」
「あー……うん。そうなんだけどな」
一年の少林の言葉に、Aは苦笑いをした。
「サッカーは見るほうが好きなんだ」
─────
帝国学園との試合当日。
ミーティングを行うため、みんなは部室に集まっていた。
「みんな、紹介するよ！ 今日の試合、助っ人に入ってくれる松野空介だ！」
猫のようなニット帽をかぶった小柄な少年を指しながら、円堂がみんなに告げた。
「僕のことはマックスって呼んでいいよ。君たちのキャプテン見てたら、なんだか退屈しなさそうだと思ってさ」
『帝国学園来たる サッカー部員募集中』の看板を掲げながら、マックスは言った。染岡が不満げだ。
「退屈って……遊びじゃないんだぜ、試合は！」
「心配いらないよ。サッカーはまだやったことないけど、こう見えて器用なんだよね」
「と、いうことだ！期待しようぜ！」
円堂が笑った。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
