第039話 できないって悩むより ページ40
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円堂は、壁山が高いところを克服できるようにあの手この手を使ったが、どれもうまく行かないようだ。
「80cm、クリアだね」
「よし、次は1mだ!」
今度は部室で、缶の箱を積み重ね、その上に壁山を乗せて少しずつ高さを上げていくというやり方を始めた。
「壁山、努力と根性と気合だ！それがあればなんだって克服できる！」
「それなら、キャプテンの成績は学年トップのはずッス」
「……………」
壁山の言葉で円堂が落胆した。
「野生中との試合には、イナズマ落としがなければ勝てないんだ。壁山、お前にかかってるんだぞ！」
様子を見ていた風丸が言った。壁山はうつむいて、まだ自信なさげだ。
「そんなこと言われても……」
「壁山だけに辛い思いはさせないって！」
「キャプテン……」
円堂はにっこり笑った。
「敵が強いなら、俺達はもっと強くなればいい！」
「ああ！俺達も特訓して、ひとりひとりがレベルアップするんだ！！」
「おー！！」
「俺、もう少し頑張ってみるッス！！」
そういったそばから、壁山を支えていた缶たちがぐしゃっと潰れて、壁山は床に尻もちをついた。
─────
それから河川敷で練習が始まった。豪炎寺と壁山以外はパスやドリブル、シュートの練習だ。
「おーおー、みんな張り切ってるねぇ」
のんびりベンチへやってきた土門に、秋が声をかけた。
「土門くん、練習は？」
「どうせ、入部したての俺には出番ないだろうよ。のんびりやってくさ」
「土門くん……」
一方壁山は、やはり高いところが怖いようだ。まだ技は成功していない。
「どうしても下を見てしまうッス……！」
「もう一度だ」
「無理ッス！」
「諦めるな！できないって悩むより、どうしたらできるようになるかを考えるんだ！」
「どうしたら……」
円堂の言葉に壁山は少し考えたが、やはり脳裏に浮かぶのは、下を向いたときよあの光景だ。
「どうしたってできるわけないッス！」
地面にうずくまり震える壁山に、円堂と豪炎寺はため息を吐いた。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
