第017話 断ればいいのに ページ18
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「多分、動けないんです」
春奈が言った。
「噂では──尾刈斗中の“呪い”だとか！」
大袈裟に怖がらせるような声色で春奈が言ったので、Aがぎくりと肩を揺らした。
「あ──私、そろそろ行かなきゃ」
Aは部室の時計に目をやった。
「また助っ人？」
「ああ。今日はバスケ部の」
秋の質問に答えながら、Aは部室に置きっぱなしにしていた鞄を掴んだ。
それから部員たちを見回して、申し訳なさそうに眉を下げた。
「ごめんな。せっかくサッカー部のマネージャーになったのに、私、何も役に立ってないし……」
「そんなことないわよ！いつも助かってるし！」
秋が懸命にそう言って、Aの肩をぽんぽん叩いた。
「気にしないで！」
「ホントはもっと、サッカー部で活動できる時間、増やしたいんだけど──」
「それなら、断ればいいのに」
マックスの言葉は悪気の一切ない、ただ疑問からの言葉だったが、Aは顔を引きつらせた。
「あ───うん。なんか、断りづらくてさ。ほんとに、それだけなんだ。みんな、私に期待してくれてるし……」
Aは頭を掻いた。
「でも、そうだな……松野の言うとおりだ。今まではどの部にも所属してなかったから良かったけど、今はサッカー部なんだから、そっちを優先するべきだよな」
Aはそう言いながら部室の扉の前まで来てまた立ち止まった。
「……次に呼ばれたら、断れるように頑張るよ」
曖昧に笑いながら、Aはそう言って部室を出た。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
