おともだち ページ7
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桃｢重岡せーんぱいっ！｣
赤｢あ、小瀧くん。｣
桃｢お昼食べましょ！｣
重岡先輩と過ごすようになって3日目。
朝も昼も放課後も、時間があればいつでも先輩に会いに行って。
ギリギリまで離れない。
俺はこの学校では有名人やから、重岡先輩をいじめてた奴らも、俺の前やと派手にいじめはできない。
そんな理由もあって、はじめはいじめ対策のために会いに行っていたけれど。
だんだん、重岡先輩と過ごす時間が楽しくなってきた。
最初は俺の話を聞いて相槌を打つだけやった重岡先輩も、今では自分から話をしてくれる。
楽しそうな笑顔も、俺がちょっと意地悪なことを言うと拗ねて口を尖らすのも、
なんか、ぜーんぶ愛おしくって。
ずっと一緒におりたくなっちゃう。
赤｢…あ、今日なお弁当忘れてもうてん…｣
先輩は、ちょっと申し訳なさそうに眉を下げた。
桃｢え、そうなん？早く言うてくれたら購買で買ってきてあげたのに｣
赤｢そんなん悪いって。ええねん、お腹減ってへんし！｣
重岡先輩が笑いながらお腹を叩くと、その言葉とは裏腹、空腹を知らせるようにお腹が鳴った。
赤｢…あ、｣
真っ赤になる重岡先輩の頭を軽く撫でる。
桃｢あはは、そんな強がらんくてええんですよ？俺、昼飯分けてくれそうな人知ってるんで、その人のとこ行きましょ。｣
赤｢…そんなんあるん？｣
首を傾げる先輩に微笑みかける。
桃｢いいから、ついてきて。｣
重岡先輩の腕を引いて、やってきたのは保健室。
桃｢照史ー！飯よこせ！｣
大声で言いながら扉を開けると、そこには2人の男性教師。
目的の相手ではない、もうひとりに思わず顔をしかめた。
桃｢げ、唇オバケもおるやん。｣
黄｢誰が唇オバケや。｣
今日も鋭いツッコミをかましてきたのは、英語教師の中間淳太。
俺の担任。いちいち口うるさい。
あーあ、5限はサボってやろうと思ってたのに。
黄｢どうせまたサボろうとか思うてたんやろ。｣
桃｢うるさい。｣
橙｢てか望、その子は？｣
俺と重岡先輩のしっかり繋がれた手を見てそう言ったのは、養護教諭の桐山照史。
男の、しかもぽっちゃりの養護教諭なんてロマンないよな。
桃｢重岡先輩！最近仲ええの！｣
黄｢望の友達にしては地味やな。｣
言われて俯いちゃう重岡先輩。
淳太のアホ！いらん事言うな！
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パロトコル - 更新待ってます (2016年8月21日 15時) (
レス) id: b4041e8849 (このIDを非表示/違反報告)
鶴丸。(プロフ) - 切ない切ない(;Д;)(;Д;)切ない系大好きですけど、ここまでとは。。。心がぎゅってなります(;Д;)(;Д;) (2016年8月15日 15時) (レス) id: d5bb65c9f1 (このIDを非表示/違反報告)
こたしげloveeeeeee(プロフ) - お気に入り追加しました！更新頑張ってください！ (2016年8月14日 2時) (レス) id: e703a70e5b (このIDを非表示/違反報告)
るう(プロフ) - こ〜ゆ〜お話大好きなんで楽しみにしてます( ; ; )しかもこたしげちゃんで、、、！更新楽しみにしてます｡頑張ってください！！ (2016年8月14日 1時) (レス) id: 3dbd52da71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：常田 | 作成日時：2016年8月14日 0時
